吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

「ご案内できます」という言葉 その8

2013年03月19日 11時59分58秒 | インポート

うちでも確か以前、順番を間違えて(本当は間違えていないのだが)診療してしまったことがあった。その患者さんは過去2回ぐらいきたことのある人であった。診察室に入るなり「先生、順番が違いますよ、私のほうが先でした」と。きっと検査か処置か何かをはさんだので診療の順番が前後したのだろう。でも理由などはその人にとってはどうでもいいのだ。順番が前後したことが「妥当であり納得できる」かが重要なのである。あとからの説明では何をいっても納得されるはずがない。こちらの「言い訳」ととられる。前もって受け付けできちんと説明し納得いただいていなかったことがいけないのだ。とにかく平身低頭で謝った。でもあれから数年以上たつがその患者さんは二度と来院されていない。患者さんの評価は厳しい・・。そうなのであるクリニックだってサービス業なのである。今回、一般店での接遇をみるにつけ「あ うちでも改善しなくては」と我に返った。もって自身を律することが必要である。患者さんからの評価点は診療の内容ではないのである・・・。