吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

感染性胃腸炎について(再)その3

2013年12月17日 05時36分24秒 | インポート

 それにしてもノロやロタなどの感染性胃腸炎の倦怠感は、高ウイルス血症を呈している時の症状なのでかなりつらいものが多いようである。急性肝炎でも発症初期の倦怠感はかなりつらい。急性肝炎の患者さんの場合、やはり典型的な訴えとして「ちょっとでも身体を動かすのも嫌なくらい身体がだるい」「食欲がないので食べる気は起らないが、食欲があったとしても箸をもって手を動かすのもだるいくらいだ」とおっしゃる。そして1日中ウトウトと傾眠傾向になるのだが、寝ているわけではない。意識は自分ではしっかりしているつもりなのである。でもとにかく動けないのである。もちろん発熱は必発ではないが微熱程度がでていることも多い。実は昨年、この私も感染胃腸炎にかかったのである。