この実話というニュースである。何とも心温まる話でいいなと思いつつも、読み進むにつれて途中から変な違和感を覚え始めた。
まず16年前の話とは言え、のんびりとした田舎ならまだしも、運転手の「皆さん、この若いお母さんは・・・」というアナウンスを都内のバスの運転手がするかどうかは疑問。
なぜならあれだけの満員バスならおそらくは運行状況も少し遅延しているかもしれない。最優先は乗客の安全を確保した走行とダイヤ通りの時間管理なのである。
都内の公共交通機関である。泣いている乳児を連れた母親が降車するというのに、わざわざそれを留めおいてまで一個人の利便性を優先させるとは残念ながら思えないのである。
もし万が一車内に運転手のアナウンスがあったとしても、都内の乗客ならばまあ無言で聞き流しその流れを黙って享受するのが通常の反応。
また万が一、いや億が一乗客の一人がそのアナウンスに感動して拍手したとしたらどうであろうか。おそらく他の乗客は「ン? どうしたの、何、拍手なんかしたりして?」とその行動に対して驚きながら冷ややかな視線を送るであろう。
まず16年前の話とは言え、のんびりとした田舎ならまだしも、運転手の「皆さん、この若いお母さんは・・・」というアナウンスを都内のバスの運転手がするかどうかは疑問。
なぜならあれだけの満員バスならおそらくは運行状況も少し遅延しているかもしれない。最優先は乗客の安全を確保した走行とダイヤ通りの時間管理なのである。
都内の公共交通機関である。泣いている乳児を連れた母親が降車するというのに、わざわざそれを留めおいてまで一個人の利便性を優先させるとは残念ながら思えないのである。
もし万が一車内に運転手のアナウンスがあったとしても、都内の乗客ならばまあ無言で聞き流しその流れを黙って享受するのが通常の反応。
また万が一、いや億が一乗客の一人がそのアナウンスに感動して拍手したとしたらどうであろうか。おそらく他の乗客は「ン? どうしたの、何、拍手なんかしたりして?」とその行動に対して驚きながら冷ややかな視線を送るであろう。