吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

豊田議員の暴言・暴行事件 その4

2017年06月28日 05時52分10秒 | 日記
 もう一つ秘書のミス・・・。「(秘書の運転する自動車が)高速道路をひとつ早く出た。怒ったら高速道路を逆に入り直した。『人の命を何だと思っているんだ』『高速道路を逆走したら人が死ぬじゃないか』と、怒鳴られたと。当たり前である。

 しかしながらもちろん今回の暴力沙汰は豊田議員が悪いのである。それは事実。しかしかなりの致命的なミスも秘書はおかしている。
 でも支援者に「すみません、うちの秘書のミスでして・・・」などと言えるわけはないし、言ったとしたら余計に豊田議員は信頼をなくす。

 つまり外向きには秘書のミスすべてをひっくるめてすべて議員の責任になる。だからその鬱屈とした感情が無茶苦茶秘書を罵倒した原因であり、その気持ちは分かるのである。

 医療機関で「すみませんでしたね。注射薬を取り違えて打ってしまいましたが、(院長の私ではなく)看護師がね~」等とは言えないことと同じである。

 マスメディアもこの秘書のミスを取り上げても話題性が低く視聴率にならないのでほとんど触れない。やはり東大、ハーバード卒の頭脳明晰な才媛議員が、怒鳴りまくって暴力をふるったということで、その話題性のほうが面白いため取り上げているのである。

 犬が人を噛んでケガをさせた話はニュースにならない。でも人が四つん這いになって犬を噛みまくり犬にケガをさせたという話の方が面白いという理屈である。