吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

認知症? その6

2017年09月05日 06時05分05秒 | 日記
 もしこの高齢男性が認知症でなかったとしたら、ただの偏屈親父ということになる。これなら目一杯こちらの気分が悪い。今となっては後の祭りであるが、すこし現場で説教でもしてやればよかった(たぶんそんなことしたら余計に揉めることになるだろうけど)。
 
 それにしても「高齢者には敬意を表し労わる気持ちを持つ」ことは大事なことである。しかしながら、いくら何でもこのような高齢者に敬意を表するには少々無理がある。
 高齢であっても公共の現場では譲り合ったり助けあったりする気持ちは大事である。お互いそのような気持ちがあってこそ、人から労わってもらえるのである。いかにも自分が当然の権利のように優先されるべきだなどという威張った言動では誰にも相手にされない。

 きっとあの高齢男性は認知症であったのであろう。
 いやそうあってくれなければ自分の気持ちのやり場がないのである。まさに(;´д`)トホホである。