吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

ワクチン接種雑感 その3

2018年11月29日 06時21分44秒 | 日記
 毎年のことながら小児のインフルエンザワクチン接種は多い。
 でも、いろいろなお子さんがいる。小学校の高学年にもなっても泣いて大暴れする子もいる。幼稚園児でも、口を真一文字にして接種を我慢しながらおとなしく受ける子もいる。
 また「やるよやるよ、いいから、お母さんおさえないでよっ! 押さえるから嫌なんだよ、押さえる方が痛いんだからやめてよっ、触らなければきちんとするから、注射嫌いじゃないんだってば、抑えられるのがいやなんだよっ!」と五月蠅い子もいる。といいつつ文句や言い訳ばかりでちっとも打たせようとしないのである。
 
 ふっと思ったのだが、きっとこの時の子供の反応って大人になってもこうなのだろうなと思ってしまうのである。「三つ子の魂なんとやら」というが、なんとなくその子の大人になった時の姿も想像できるのである(根拠はないが)。
 え自分? ワクチン注射で嫌がったことはない。基本的に自分は「チキン(意気地なし)」であるので、きっとそれは注射時に暴れたり泣いたりした場合、その後の自分への対応(家に帰ってから母に怒られる、兄から馬鹿にされる)ほうが嫌だったのかもしれない。
 まあ、今年のインフルエンザワクチンは自分で自分の腕に注射した。自分でやった方が痛くないし、痛くても自己責任で納得できる。
 針を刺した時のその子の反応はその子の将来が見えると言ったら大袈裟であろうか?