吉田クリニック 院長のドタバタ日記

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服役中の伝説的ミュージシャン死亡、妻が国賠提訴「死なずにすんだのに、許せない」 その2

2019年11月09日 05時46分03秒 | 日記
 しかも、北海道大法医学教室による死体検案書には「肝硬変からくる肝細胞がん破裂(推定)、出血性ショック」と書かれていたが、月形町立病院の医師の診断書には「急性胃粘膜病変」とあり、まったく異なっていた。
 満寿子さんは、北海道大死因究明センターに、伊藤さんの遺体を解剖してもらった。その結果、死因は「絞扼性イレウス(腸閉塞)による出血性ショック」だったということがわかった。つまり、死体検案書などでは、事実と反する記載がされていたのだ。
 満寿子さんは「もっと対応を早くしてくれれば、(伊藤さんは)死なずに生きて帰ってこれた。ふつうに外にいれば、病院に運ばれて、簡単な手術で終わるものなので、私としては、許せない。放置した刑務所や病院がおかしい。(裁判に)勝っても負けても、(伊藤さんが)受けたことを明らかにしたい」と、目に涙を浮かべながら話した。
 原告代理人の島昭宏弁護士は「昨今、日本全体でも、刑務所や入管施設で外国人が亡くなることが続いている。今回、たまたま奥さんの思いで、内容が明らかになった。こういうことは日常的におこなわれていると考えざるをえない。しっかり責任追及と実態究明をしていきたい」と述べた。