吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

光市母子殺害、最高裁も再審認めず=死刑囚の特別抗告棄却 その3

2021年04月09日 06時04分41秒 | 日記
 何回も被害者夫はTVでの記者会見でメディアに出てきているが、いつも感情を乱すことなく理路整然と、あの「極刑でなければ・・・」のコメント以外はすべてきちんと発言していたのが印象的であった。通常、永山基準に照らし合わせ、初犯で未成年で計画性のない殺人はそれまで極刑になることはなかった。
 でも弁護士のひどい対応と、あまりにもひどいその後の少年の態度であった。反省の色などみじんも見られなかった。犯行の残虐性もさることながら、弁護士はきちんとこの少年に反省を促すことによって極刑を回避できた可能性もある。
 弁護士の弁護の中で「儀式」だとか「ドラえもん」だとかの荒唐無稽な単語が出てきたときに、この弁護士こそ頭は大丈夫なの?と思ってしまった。
 たぶんもう再審請求はかなわないだろう。再審請求中は死刑執行はなされないらしいというが、それでももう事件から20年が経っているのである。
 とにかく最初から公判中含めてすべて不可解で陰湿な事件であった。