吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

富田林署から逃走の樋田被告 最高裁が上告棄却 懲役17年が確定へ その2

2022年04月30日 06時45分11秒 | 日記
 留置所から脱走し全国を自転車で旅する「努力青年」を偽って逃亡していた事件である。
もちろん逃走前の罪状は強制性交21件ととんでもない罪の重さである。それに加えて勾留中の逃亡と、その後の窃盗を繰り返しながらの逃亡生活であった。もちろん逃走前の罪状は重いものがある。しかし殺人は1件もない。そこにきて懲役17年が確定したのはある意味、驚きである。しかも一審、二審とも懲役17年といくばくも変わることなく最高裁でも覆ることはなかったというのは罪状の重さに酌むべきものは全くなかったということに他ならない。
 近年殺人事件でも懲役17年までになるのはそれほどない。となると罪を重ねたことだけではなく、拘置所逃亡も加算されているのか?と素人ながらの疑問である。
 どうなんだろう? 拘置所からの逃亡は警察署の管理の問題。警察の顔に泥を塗ったから・・ということで罪が加算されているとしたら逆に怖い。管理強化をすべきところを、「逃げたら重罪」でくくるのはちょっと違和感あり。ま いずれにせよ逃走前だけの罪状で懲役17年というなら大いに納得するのであるが。