吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

簡易頭髪カットのチェーン店 その3

2014年09月10日 06時10分31秒 | インポート

   自分はあれ?と思った。 確か「追加カット」はしないはずである。 しかし「よろしいでしょうか?」と聞いてきたところをみるとこの店員は少し自信がないので、もし言われたら追加カットもしてくれるのかな?と思った。 なので「あ ここのところもう少し短めに・・・」にと言ったのであるが、自分の言葉が終わらないうちに、いかにも当たり前だと言わんばかりの口調で「追加カットはお受けできません!」と遮られてしまったのである。少々むっとした。そんなことは最初から知っている。いかにも思わせぶりに「よろしいでしょうか?」と聞いてくるのが誤解の元なのである。追加カットを受けないのであれば、鏡で後頭部を見せるときには「よろしいでしょうか?」とお伺いをたてるのではなく、「終わりました。ご確認ください」とでもいえばいいのである。こちらに了解を求める様な聞き方はトラブルの元である。<o:p></o:p> 


簡易頭髪カットのチェーン店 その2

2014年09月09日 06時07分31秒 | インポート

 このような店はコストダウンさせるために様々なところで企業努力やサービスの割愛をおこなっている。これはもちろんしょうがない。というかそれをしないと営業はできない。つまりコストパフォーマンスであるが換言すれば「安かろう悪かろう」である。自分は「悪かろう」でも構わないがでも実際はそんな「悪かろう」ということはないのである。コストを極限まで抑えているのに、値段の高い店と同じ技術やサービスを期待するのは酷であろう。そこそこよければそれでいいと納得すべきである。わずか10分で1000円であり、これを維持するためにも顧客側で目をつぶるべきものがあることはやむを得ない。数年前であるが、このようなチェーン店に通い始めたころである。カットが終わってから店員は大きな鏡を後頭部にかざして「これでよろしいでしょうか?」と聞いてきた。<o:p></o:p>

 


簡易頭髪カットのチェーン店 その1

2014年09月08日 05時39分19秒 | インポート

    自分はあまり理髪店や美容室にいって髪をカットしてもらうのが好きではない。じっと座っているのが苦手なのである。また座っていると確実に眠くなって寝てしまう。首が睡魔でカクンカクンと折れてしまうとカットしている人も気が気ではないし、うまくカットできないであろう。肩も凝るしそんな迷惑もかけてしまうので長時間の着座は本当に苦手なのである。そこにきて最近都内では「10分間1000円」という簡易的なカットだけの手軽なチェーン店が増えてきたのでとても助かっている。10分以内でカットのみして、あとは頭の中にのこった切れ毛を掃除機のような吸引機で吸って終了である。洗髪をしないので当然、頭の毛髪の中には切れ毛は残っているのであるがこれはしょうがない。家に帰ってシャワーで洗い流すしかないのであるが、とにかく手軽なので重宝している。ここ数年はこのようなチェーン店以外では散髪していないのである。<o:p></o:p> 


佐世保同級生殺人事件 その5

2014年09月06日 05時46分55秒 | インポート

   今回、医師が個人情報を児童相談所に告げなかった報道を聞いて、個人情報保護法が作られたばかりの混乱期を思い出した。なんでもかんでも個人情報を保護すればいいという考えのまま現在まできているのはいささか哀しい思いである。結果的に個人の生命が守れなかったのは、もしかしたらこの医師が児童相談所に個人情報を告げなかったことも大きな要因であろうと思われる。公序良俗に反すること、反社会的行為に至るであろうことを抑止するためには、医師であれば個人情報保護にとらわれることなく自信をもって児童相談所に告知すべきであったと考えるのであるが・・・。まあでもこの医師がどのような状況で個人情報を告げなかったかの経緯が全く報道されていないので真相は闇の中なのである。もしその医師が自分であったらどう動くか? 自分ならもし児童相談所にまで話を持っていったのであれば、そこまで来て名前を言わないことはない。児童相談所の存在意義も傍観することが目的ではないはずである。DVやネグレクトなどの反社会的行為に至らないようにすることが務めなのであるから、ここで事例のみの報告だけを受けていて「ああそうですか、でもしょうがありませんね」というのも少々さびしい気がする。個人情報保護法の解釈の違いにおいて起こった哀しい出来事である。残念だ。


佐世保同級生殺人事件 その4

2014年09月05日 05時27分04秒 | インポート

 つまり医師が「これから殺人が起こる可能性がありますよ」と重い診断をしても、個人名を伝えなければ殺人の抑止にはつながらない。反社会的行為の抑止よりも個人情報保護を優先したのである。反社会的行為、特に殺人事件などの可能性があるのであれば、それにまさる個人情報保護というものはどう転んでもありえない。一方、もし殺人が起ころうとしている現場に見ず知らずの通行人が通りかかって、これを通報しなかったとしても罪にはならない。しかし今回は「通りがかりの者」ではなく、この加害児童の診察にかかわったという医師なのである。しかも医師というものは市民の健康や生命を守り、公衆衛生の向上・管理指導をおこなうという社会的使命がある。そこで結果的に殺人にまで発展したということになったのであるが、医師であれば「自分はただの通行人でした」という免罪符は通用しないと思われるのであるが。<o:p></o:p>

 


佐世保同級生殺人事件 その3

2014年09月04日 06時35分47秒 | インポート

 警察からいろいろ聞かれても本人の了解なしには話せないことも多い。特に患者サイドの家族や「身内の方」から、あとで「なんで、個人情報を明かしたんだ」とトラブルになることもある。面倒くさいのである。しかしながら、以後、監督官庁から捜査関係に必要な情報であれば関係諸機関に協力するようにと指示があってから「安心して」関係諸機関と対応するようにしたのである。さてそこで佐世保同級生殺人事件の話に戻す。この精神科医は、本事例が今後殺人事件に発展する可能性を示唆しながらも、個人情報保護の観点から個人の名前を児童相談所に伝えなかったのである。片手落ちである。自分もいつも重くとらえているが、医師の診断や判断というものは社会的に重くとらえられている。診断書一つで個人の社会生活を保障したり、逆に流れを変えたりすることにもなりうるのである。医師の一言には極めて重みがあるものと社会から判断されている。<o:p></o:p>

 


佐世保同級生殺人事件 その2

2014年09月03日 05時31分24秒 | インポート

   個人情報保護法というものができた当初はずいぶん混乱した。なんでもかんでも患者の情報は秘密にしておかなければならないものと思われていた時期があった。しかし公序良俗に反する行為や反社会的行為が原因で入院した患者の情報は、関係捜査機関に秘匿する必要はないことが現在主流となってきたのである。今考えると当然である。特に救命センターに搬送されてくる患者では、交通外傷やら傷害やら抗争やらいろいろな傷病者がいた。警察と接点をもつ科としては救命センターが一番であろう。過去自分は散々警察などの関係諸機関と面談した経験がある。その都度、手かせ足かせとなったのが、この個人情報保護という概念だった。正直、面倒だったのである。こちらは重症な傷病者の診療に専念したいところであるところに「警察の方がお話を聞きに来ていますよ」と診療を中断されると、とたんに患者ではなく自分の血圧が上昇するのである。<o:p></o:p> 


佐世保同級生殺人事件 その1

2014年09月02日 05時58分21秒 | インポート

    最近、佐世保で同級生を殺害した猟奇的な事件があった。加害者、被害者に関しての直接的な<o:p></o:p>コメントはしない。しかし犯行前に加害者がいろいろな職種の人の面談を受けていたという事実があった。自分が注目したのは精神科医(と思われる)が事前に診察して「今後、人を殺しかねない」ということを児童相談所に通告していたことである。事件が起きた後での児童相談所では「医師からは個人情報保護の観点からということで個人が特定できる情報を受け取ってない」とのコメントがあった。まるで児童相談所サイドではこれ以上の対応は事前に無理であったと責任を回避するようにも受け取れた。しかしながらまあ個人が特定できなければ動きようもなくやむを得ないだろう。しかしながら納得いかないことは、この精神科医の対応である。<o:p></o:p> 


電話勧誘 その6

2014年09月01日 07時04分39秒 | インポート

    そんなこんなで、最近では最初の声を聴いただけで「あ これは怪しい」とすぐにわかるようになった。診療の合間なら少し退屈しのぎで話も聞いてみる。しかしこの手の勧誘電話では一つの部屋で何人かがいろいろなところに勧誘電話をかけているようである。受話器を通して周りの声が丸々と聞こえるのである。(やや遠い声で)「あ~そうなですよぉ~、税金がとっても安くなるんですよねぇ~・・・」などと、今こちらで話している内容と同じ話が、どうやら隣の電話でもされているようなのである。それがこちらの電話にも丸々と聞こえてしまっているのである。こうなると「集団的電話勧誘グループ」が電話しているとすぐネタがばれる。周囲が静かなところで落ち着いて紳士的に話をしたほうがずっと信用されるのに、と思うのであるが。<o:p></o:p>