吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

蒸し返し その4

2018年11月09日 06時36分24秒 | 日記
 大昔から戦争して勝った国は敗戦国を植民地化して、そこの国民に不当な労働を課したということは当然のように行われていた。当時の(熟成していない)「法律」では世界的にやむをえないことであった。
 しかし当時、日本は韓国とは戦争していなかったので植民地という言葉が妥当かどうかは疑問である。
 当時の表記では韓国を日本に「併合」したという記載を見たような気がする。

 自分の世代では当時の歴史的教育をきちんと受けてこなかった(戦後の日本歴史教育の不備)のであるが、結果的に日本は植民地化をしていたのかもしれない。
 しかしその「併合」にて韓国には鉄道などのインフラが充実し、また学校建設もすすみ現地での教育体制も引かれたというのである。
 でも言われれば確かに不当に労働させた例もあり植民地化と言われればそれまでである。

 ところで戦争終結直後にロシアが日本人をシベリアに抑留し強制労働を課したのはあれは不当に労働を課したことにはならないのであろうか? 日本は韓国とは異なり確かに当時ロシアと戦争をしており、そして敗戦している。日本人がロシアに保障請求しないのは、敗戦したので不当な抑留でも従わざるをえなかったのであろうか?
 あるいはただ単に日本人がお人よしなのであろうか?
 なんだか日本人は大人しすぎる様な気もするが・・。

蒸し返し その3

2018年11月08日 06時00分26秒 | 日記
 この度の韓国最高裁での判例は、過去の徴用工(?)に対して全員に補償金を出せと言う判決である。
 すでに1965年に日本は元徴用工に個人的賠償をすると持ちかけたが、韓国側は国がまとめて賠償金をプールしそこから個人補償するので個別補償はいらないと言っていたのである。それをしなかったのは韓国の内政の不備である。

 この判決結果に日本政府は断固抗議しているし、国際裁判も辞さない構えである。もちろん国際裁判ならば国際法と照らし合わせて判決が出るので過去、何回も韓国と取り交わされてきた協定の存在から当然、日本の勝訴は期待できる。
 しかしこの国際裁判とは、両国間が国際裁判しますと同意しない限り開かれないそうである。韓国もこの裁判に持ち込まれれば旗色が悪いとわかっているので同意はしないであろう。
 でも今後どうなるのか? 韓国最高裁の判例通り、韓国の関連部局から日本の当該企業に差し押さえがはいるのであろうか?
 隣国から、日本が認めない判例に基づく「差し押さえ集団」が、現地展開の日本法人ばかりでなく、日本本土にまで上陸し日本企業の会社に乗り込み、差し押さえの紙を張り付けていくのだろうか? 
 なんだかこれこそきな臭い出来事になりそうな予感がする。

蒸し返し その2

2018年11月07日 06時15分08秒 | 日記
 日本は韓国とは戦争していない。でも戦後に日本は韓国に対して敗戦賠償をしたのである。その時「今後の韓国の請求権放棄」を確約してあるはず。
 しかも1965年にも国交正常化の際に請求権問題は「さらに」解決・合意しているのである。それにもかかわらず、慰安婦問題も含め、ずっと日本に対して種々の請求・賠償を求めてきている。
 この前の慰安婦問題でも朴槿恵大統領時代に保障問題は解決済みにもかかわらず「国民が認めていないから」という理由でまだ賠償請求、そして歴史歪曲化の慰安婦像設置がなされている。
 国民が賛成しなければ国家レベルでなされている合意(約束)は無視してもよいというのは甚だ疑問である。

 今回の徴用工の事例であるが、司法の最高位にある韓国の最高裁が、国家間の合意を無視して日本企業は徴用工(これも今となっては原告人がすべて徴用工なのかどうか不明)に対して賠償せよという判決を出した。

 2国間でなされている国家間の合意とは国際社会における約束である。約束を破り他国へ賠償請求させようとする国の司法の在り方には大いに疑問がある。
 韓国はこれでまた国際社会からの信用をなくすだろう。

蒸し返し その1

2018年11月06日 05時55分59秒 | 日記

<安倍首相「あり得ない判断」と 韓国・徴用工判決で>
10/30(火) 16:24配信 産経新聞
 安倍晋三首相は30日の衆院本会議で、韓国最高裁の判決で元徴用工に対する賠償を日本企業に命じる判決が確定したことに関し「国際法に照らしてあり得ない判断だ。毅然として対応する」と述べた。
 日本維新の会の馬場伸幸幹事長の代表質問に答えた。

<韓国徴用工訴訟>河野外相「断じて受け入れられない」
10/30(火) 16:25配信 毎日新聞
 河野太郎外相は30日、韓国の元徴用工を巡る同国の最高裁判決を受け、「1965年の国交正常化以来、築いてきた日韓の友好協力関係の法的基盤を根本から覆すもので、極めて遺憾だ。断じて受け入れることはできない」と批判する談話を発表した。「直ちに適切な措置が講じられない場合、国際裁判も含め、あらゆる選択肢を視野に入れ、毅然(きぜん)とした対応を講じる」と指摘した。
 河野氏は30日、李洙勲駐日大使を外務省に呼び抗議した。同省は日韓請求権関連問題対策室を省内に設置した。

7人死傷のバス運転手、睡眠時無呼吸症で通院中 その2

2018年11月05日 06時25分38秒 | 日記
 またもや交通事故である。運転手が普段から何らかの疾病をもち車の運転をして死亡事故を起こす事例は過去から沢山ある。池袋での医師が運転する車の暴走やら、京都祇園近くの路地を意識のなくなった運転手の車が暴走して死亡事故が起きている。これらは事例では疾病の種類はさておき運転手は何らかの薬を内服中であった。病気をもつ運転手に運転を制限するかどうかは医師の判断による。

 今回は新たな疾病「SAS」が出てきた。この疾患は、今では個人開業のクリニックでもよく扱われている。それだけ治療する側の「垣根」は低くなってきたのであろうが、この疾患における自動車運転事故は耳にあたらしい。
 今後、この疾患に携わる医師は、自動車運転は可能かどうかの重大判断が突きつけられることになる。
 
 もしかしたら事故が起こった場合「医師から運転可」という診断書もあるので運転者の過失割合は相当低くなると言い出されかねず、医師側に責任を持ってこられる可能性は否定できない。

7人死傷のバス運転手、睡眠時無呼吸症で通院中 その1

2018年11月02日 05時52分47秒 | 日記
10/31(水) 14:04配信 読売新聞

 横浜市で神奈川中央交通の路線バスが乗用車に衝突し、乗客1人が死亡、6人が重軽傷を負った事故で、同社は31日、自動車運転死傷行為処罰法違反(過失運転致死傷)の疑いで神奈川県警に逮捕されたバス運転手の平敬文容疑者(50)について、睡眠時無呼吸症候群(SAS)で通院治療中だったと発表した。
 昨年6月の検査でSASと診断されたという。

 同社は「医師の所見により就業可能だと確認しつつ、就業させてきた」と説明している。

飲酒運転4人死亡 その3

2018年11月01日 06時36分15秒 | 日記
 これだけの結果を残していながら「自分は酒は飲んだが正常な運転ができた」って平気な顔して言える神経がわからない。「一般道で130km/hr.走行」と「4人死に至らしめた」という事実が、どこをどうすると「正常な運転」につながるのか? 論理が破綻している。
 この幼稚な言い訳は、おそらくは危険運転致死傷罪をまぬがれるための方便と思う。

 でも、そこまで言うなら、それはそれで結構。本人の言う「正常」な運転で4人を死に至らしめたのであれば、それは殺人である。無差別殺人罪の適用にしてもいいと思うのである。
 人を殺めて反省の色がないというのはどう見ても世論は許さないはずである。反省がないのであれば、また社会に戻ってきたなら同じことをする。また人が死ぬことになる。極刑でなければ二度と社会に出てきてほしくないと思うのは私だけであろうか?