吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

凄い光景 その2

2021年04月12日 05時43分14秒 | 日記
 それにしても延々とお小言が続いている。
女性「別にね、私はそんな返金とか返品とかを言っているんじゃなくてね、他の人に腐った商品が買われたら大変だと思っているだけでね・・・」 (たぶんそんなこと全然思っていないだろう)
店員「レシートお持ちになれば別のお品物に交換いたしますので・・・」
 女性は最初から握りこぶしの中に握っていたレシートをすぐに差し出した。「そうじゃないわよ」と言うのとうらはらに実は最初から準備がいい。
女性「そうかい、そんなつもりじゃないのに、そこまで言うんなら、ほらレシート・・・もう・・・しょうがないなぁ、あ 返金? お金なんかいらないよ、そんなことしないでね! それから品物は2個も3個もいらないよ」(誰もお詫びで品物を複数個返すと言っていないし、誰もそんな素振りすらも見せていない)。
 最初からそのつもりであったのである。店員が平謝りになって代替え品を一つ持ってきたのを見てからそう言いだしたので、店員は慌てて戻り代替え品を2つ持ってきた。
女性「なんだい、そんなことしないでって言ってるのにさ、もうしかたないねぇ、じゃあもらっとくよ」
 女性はぶつぶつ文句を言いながら帰っていった。結局、最初の「腐ったという」商品を全部食べたので商品計3個を、1個分の代金と、そしてありがたいお小言で持っていったことになる。
横でこの光景を見ていたら、ただのクレーマーというより、これ説教強盗か詐欺じゃない?と思ってしまった。

凄い光景 その1

2021年04月10日 05時56分59秒 | 日記
 この前、近くのスーパーですごい光景を見かけた。レジのところで、高齢の小太り女性と店員の会話である。
女性 「ちょっとぉ、この前買った○○だけど、食べたら腐っていたわよ!」 
店員 「すいません、申し訳ありません、きちんと賞味期限は確認して販売しているのですが、お身体の具合はいかがですか?」
女性 「別に何ともないよっ! ここでは腐ったものもうるのかいっ!」
 最近では生鮮食料品は賞味期限は必ずチェックされている。腐敗した食品が売られていることなどありえないのだが。
店員「返金か品物交換いたしますのでレシート拝見させてください」
女性「そうじゃないよっ! そんなつもりじゃなくてさ、ほら他のお客にも迷惑かかるだろ! だから言いに来ただけなんだよ!」
 女性はかれこれずいぶん長い間、この店員にジクジクと文句をつけている。文句の付け所は、やれ普段から店員の態度が悪いとか、サービスが悪いとか、商品の配置が悪いとか、次から次へと今回の商品以外のことでまさにお小言を言っている。横で聞いていて、そこまで今回文句つける話じゃないだろうと思ったのである。

光市母子殺害、最高裁も再審認めず=死刑囚の特別抗告棄却 その3

2021年04月09日 06時04分41秒 | 日記
 何回も被害者夫はTVでの記者会見でメディアに出てきているが、いつも感情を乱すことなく理路整然と、あの「極刑でなければ・・・」のコメント以外はすべてきちんと発言していたのが印象的であった。通常、永山基準に照らし合わせ、初犯で未成年で計画性のない殺人はそれまで極刑になることはなかった。
 でも弁護士のひどい対応と、あまりにもひどいその後の少年の態度であった。反省の色などみじんも見られなかった。犯行の残虐性もさることながら、弁護士はきちんとこの少年に反省を促すことによって極刑を回避できた可能性もある。
 弁護士の弁護の中で「儀式」だとか「ドラえもん」だとかの荒唐無稽な単語が出てきたときに、この弁護士こそ頭は大丈夫なの?と思ってしまった。
 たぶんもう再審請求はかなわないだろう。再審請求中は死刑執行はなされないらしいというが、それでももう事件から20年が経っているのである。
 とにかく最初から公判中含めてすべて不可解で陰湿な事件であった。

光市母子殺害、最高裁も再審認めず=死刑囚の特別抗告棄却 その2

2021年04月08日 05時59分27秒 | 日記
 この事件は犯行当時未成年だった少年が、メーター点検といつわり被害者宅に上がり込み母親を殺害してから死姦し、泣きわめく乳児を床にたたきつけて死亡せしめたものである。
 裁判では弁護士が「被害者の頸を絞めたのは優しくしてほしいという自分の寂しい気持ちの表れ」とか「死姦ではなく生き返らせるための儀式」だとか「ドラえもんがでてきた・・」とか、荒唐無稽な理由を並べ立てたのが注目された。そしてこの少年も友人にあてた手紙の中で「男は女を求め、女は男を求めている。しょうがない」とか「旦那はちょっと調子こいてる」とか「自分は未成年だからちょっとお勤めしていずれはシャバにもどる」とか言っていた。
 弁護士含めて相当の意味不明な言動に自分も腹が立った。そしてこのことを聞いた被害者の夫は「極刑にしなければすぐ釈放して下さい。自分がかわりに処刑にいきます」とTVで言っていたのを覚えている。

光市母子殺害、最高裁も再審認めず=死刑囚の特別抗告棄却 その1

2021年04月07日 05時59分57秒 | 日記
2020年12月09日 18:01 時事通信社
 昨年の報道である。
 山口県光市で1999年に起きた母子殺害事件で、殺人などの罪で死刑が確定した大月(旧姓福田)孝行死刑囚(39)の再審請求について、最高裁第1小法廷(山口厚裁判長)は死刑囚の特別抗告を棄却する決定をした。再審を認めない判断が確定した。 
 
 すでに死刑判決が出ている事例である。再審請求が認められないということは死刑判決はそのままということになる。この事件はかなり猟奇的で陰湿であった。また犯行当時犯人は未成年であったこと、そしてその後、反省がないこと、また弁護士の荒唐無稽な裁判闘争などで特に自分の記憶に残っている。
 すでにこの死刑囚は自分の人生の半分はこの監獄の中で過ごしているのである。今、現在は果たして何を考え、何に向き合って毎日過ごしているのか知りたいところである。

柔道金メダリスト古賀稔彦氏逝去 その2

2021年04月06日 05時40分45秒 | 日記
 自分は大学時代柔道部であった。すごい背負い投げの達人に投げられると、いつ投げられたのか分からない。気が付いたら天井がみえているのだ。相手の技を受けて踏ん張る・・・などという時間的余裕などない。気が付いたら投げられているというほど、スピードとわざの切れがすごいのである。
 たぶん古賀氏も現役時代はそうであったと思われる。しかしオリンピックの対戦相手も古賀氏を知り尽くしているので、かれの背負い投げを十分警戒しているのであろう。なのでオリンピックの試合ではそう簡単には技がかからないので、やむなく引っこ抜くような力技の背負い投げとなるのである。
 しかもこれは相手が踏ん張っている間は画像が一瞬停止するのでカメラマンは映像を追いやすい。ところが分かっている者から見れば、この映像は彼の真骨頂ではないし、観たいのは目にもとまらぬスピードで相手を畳にたたきつけている背負い投げなのである。柔道を知らないカメラマンやディレクターならこの本来の彼の技を知らないのでしょうがないだろうが。

柔道金メダリスト古賀稔彦氏逝去 その1

2021年04月05日 05時32分06秒 | 日記
 この間、柔道金メダリストの古賀稔彦氏が亡くなった。柔道家としては小柄であったが切れのいい技で相手を投げる様は見ていて気持ちがよかった。また最近では自分の道場をもち後進指導にも熱心であったと聞く。残念である。
 さて彼の当時現役時代の雄姿がTVで放映されているが、残念だけど彼の柔道の醍醐味を示す場面が放映されていない。彼の持ち味は切れとスピードである。放映されたVTRはオリンピックのものであるが、技ではなく力で引っこ抜くような背負い投げばかりである。技に入って相手が腰を落として十分防御しているのにもかかわらず、その低い姿勢の相手を畳から引き上げるように背負うのである。まるで登山の大きくて重いリュックを背負いあげるというスローモーな映像なのである。これは彼の真骨頂ではない。

ごみ袋かぶせ髪に黒染めスプレー 千葉県立高に弁護士会警告 その5

2021年04月03日 05時38分42秒 | 日記
 まあ学内というのは社会の仕組みを学ぶところでもあり、社会の縮図を仮想体験しながら学ぶことも必要である。しかし社会の本物の枠組みや組織がそのまま学内に入り込んで実社会と同様の規制をかけるのは如何なものであろうか。まあ考え方は様々ではあるが、弁護士会が入ったことは警察が入ってくるのと考え方は同じである。学内自治が保てなかったことになる。まあ高校で学内自治という自律性を要求するのも無理かもしれない。教師も生徒も「ではこれから先、どのように改革しようか」という前向きな取り組みがなされなかったのが残念である。
 スプレーでの髪染めが人権問題? ついこの間、森さんの発言が女性蔑視で人権問題にかかわるってことで五輪委員長の立場から辞任に追い込まれた。国内ではそうなんだろうけど、隣の国では究極の人権問題、他民族弾圧・虐殺しているにもかかわらず来年は五輪大会を開催するって。ホントに日本は幸せな国である。


ごみ袋かぶせ髪に黒染めスプレー 千葉県立高に弁護士会警告 その4

2021年04月02日 06時04分31秒 | 日記
 しかしながら前述したとおり、不当か正当かは別にしてすでに決まっているルールは守ることが民主主義である。そのルールが極めて不当であるか、あるいは時代の趨勢に合わなければ議論したうえでルールの改正をすればいいのである。
 確かに今どきの高校で毛先が少し赤いことが世の中の趨勢に反するかどうかは判断のわかれるところである。弁護士が出てきて人権問題だと言う前に、必要なら学内で議論してルール改定に向けての動きをすることも学生や学校側にも必要であった。
 民主主義の仕組みを体験するいい機会だったが、いみじくも弁護士会がしゃしゃり出てきて人権を守ってくれるっていうのでその議論がなくなった。
 でも学内で生徒たちが議論に議論を重ね自分たちで校則を作っているっていう高校の話も聞く。自分たちで作った規則は自分たちが果たすべき義務や責任も同時に増えることを理解できるだろう。

ごみ袋かぶせ髪に黒染めスプレー 千葉県立高に弁護士会警告 その3

2021年04月01日 05時50分07秒 | 日記
 まあ自分も本気で逃げ回ったが、半ばいたちごっこみたいなものでそんな深刻なものではなかった。でもそのルールが不当か正当かなんて関係なく、現存するルールは守るものだと、そして守らなければ罰が待っているということを学校と言う社会の縮図の中で学んだ。当時は教師から殴る蹴るの体罰は当たり前だった。なのでこんなゆるゆるの「髪切り指導」なんて体罰とは思わなかった。しかも「今度までに切ってこなければ本当にきるよっ!」という最後通牒付きだったのである。
 さて今回の、校則違反である赤く染めた毛先をスプレーで黒染したのが「人権問題」だって? おそらくいきなりスプレーではないだろうし前から警告されていたのだろう。これがもともとの地毛で赤いのなら人権問題である。しかしそうでなければおそらく何回か注意されたのち、本人同意の上でのスプレーということである。この行為が「人権問題」っていうのは、自分の経験からは、「へえ、あぁ今はそういう時代なんですか」と、時代錯誤の古臭い頭ではそう思ってしまうのである。
 今の世の中、何に対しても優しいなぁ~って思う。ゴミ袋被せたっていうのはスプレーで着衣が汚れないようにするための優しさなんだと思うけど。