「野茂引退」
私にとっては、長嶋、王の引退に匹敵する衝撃である。野茂を見る度に、沢山の勇気と希望を貰い元気になれた。40歳を過ぎても当たり前にチャレンジする姿を見れると勝手に思っていた。豪快なトルネード、有り得ない落差のフォーク、メジャーデビュー時の何とも痛快な雄姿が頭の中で蘇る。多くを語らず、黙々とプレーし結果を残すことで、時代を切り裂いた。偉ぶらず、当たり前のことのように。スポニチ紙面で、二宮清純氏は、野茂の偉大さ、野茂という男の生き方をこう表現した。
「誰にも媚びない、屈しない、ひるまない」
こんな所に皆惹かれていたのだろう。
野茂に続いた選手達は、野茂の“恩恵”を受けたことに、私達は、沢山の勇気と希望を貰ったことに、感謝しなければならない。本当に有難う。
野茂は納得しての引退かの問いに
「そんなことは全然ない。引退する時に悔いのない人生だったという人もいるが、僕の場合は悔いが残る。自分の中ではまだまだやりたい気持ちが強いが、自分の気持ちだけで中途半端にしていても周りに迷惑をかけるだけだと思った」と話した。
野茂らしいと言えば野茂らしい。おつかれさまと言うと終わりのような気がする。現実を受け止められるまでは、続きを期待したい。
最新の画像もっと見る
最近の「スポーツ」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
2005年
人気記事