スーサイド･スクワッド

スーパーマンとバットマンの争いは、
超人類（メタヒューマン）の危険性を改めて政府に認識させました。
強力なメタヒューマンにどうやって立ち向かえばいいのか・・・
アマンダ･ウォラーは強力な悪党を使い捨ての兵隊として使う
タスクフォースX・・・スーサイド・スクワッド（自殺部隊）計画を提唱します。

バットマンやフラッシュなどのヒーローに捕まり、
難攻不落の秘密刑務所、ベル・レーヴに収監された悪党たち・・・
百発百中の腕前を誇るスナイパー、デッドショット。
ワニのような表皮を持つ怪力の怪人、キラークロック。
炎を操るメタヒューマンであり、死を望む男、エル・ディアブロ。
そして、犯罪王子・ジョーカーを愛してしまったハーレイ・クイン。
驚異的なブーメランの腕前を持つ強盗、キャプテン・ブーメラン。
巧みなロープさばきでどこにでも登るスリップノット。

考古学者の肉体に憑依した古代の魔女、エンチャントレスに
その考古学者を愛してしまった兵士、リック・フラッグ、
フラッグの用心棒を務める魔剣の使い手、カタナの3人を加えた
彼らの任務は、謎の存在に占領された街からの要人の救出ミッション。

大量、かつ強力な敵を前に、首にナノ爆弾を埋め込まれた悪党たちは
はたして任務を遂行することはできるのか・・・？
そしてその背後で動くジョーカーは何を企むのか・・・？

「マン・オブ・スティール」「バットマンvsスーパーマン」に続く
DCエクステンデッドユニバース（DCEU）3作目は、
彼らに捕らえられたスーパーヴィランたちによるチーム作品であり
さまざまな背景を持つ彼らがチームとなっていく過程が描かれております。

予告のスタイリッシュさ、マーゴット・ロビー演じるハーレイのセクシーさとかわいさが
主な話題となっている作品ではございますが、
それぞれのキャラにそれぞれの魅力があふれた（すぐ死ぬ人さえも！）
良作になっているように思います（個人的には「デッドプール」より好きかも）

キャプテン・ブーメランにもう少し見せ場があってもよかったかなー、
と思わないでもないですし（ブーメランの凄さをもう少し見せてくれても・・・）
アマンダにもう少し切れ者っぽさがあってもいいかとは思いますが
デッドショットをウィル・スミスにしたのは見やすくする意味で正解だったかな、と思います。
（見てる人が感情移入しやすくなる感じになったしね）

エンドクレジットの後のシーンでは、いよいよ次の展開への仕込みも・・・の前に、
次なるDCEU映画は、BvSでの登場シーンが（BGM込みで）話題となった
「ワンダーウーマン」が登場。
彼女はアマゾンたちの世界からいかにして人間世界へとやってきたのか？
DCEU世界の「過去」が描かれる作品も、今から楽しみです。