”渋谷系”の聖地、「HMV渋谷」が8月中旬で閉店(ORICON STYLE)
「渋谷系」の発祥の地はタワーレコード渋谷店、というのが定説なのですが
実際の渋谷系の中心の店は、ここHMV渋谷とWAVE渋谷店だったと思います。
90年代前半ごろ、まだ宇田川町にあった店(現マルハンパチンコタワー)の
センター街側の入り口から右手に入ったところ、
そこは当時のミリオンセラーを連発するヒットチャートとは違う
「おしゃれ」な空気が流れる場所でした。
95年にタワーレコード渋谷店が移転、ひとつのビル丸ごとがCDショップ
(輸入書籍やDVD、当時はゲームなども販売)になってからは
渋谷でCDを買う、となるとついそっちにいってしまい
(無料で読める「bounce」も魅力でしたし)
HMVを見に行く頻度はどんどん少なくなっていました。
そして98年にはHMVもセンター街に移転したわけですが、
宇田川町時代にあった雰囲気が失われてしまい、
なんだか普通のHMVになってしまったな、と思っていました。
2000年にはスクランブル交差点・センター街入り口のQFRONTビルに
TSUTAYA渋谷店も開店し、渋谷で降りてすぐ入っていける環境ができましたが
新しく店が移転・誕生するたびにいわゆる渋谷独自の文化的な部分が
どんどんと薄くなっていったように感じます。
それはCDが売れなくなったり、特に洋楽が聴かれなくなったりといった
世間の音楽というものとの付き合い方が変わったこととも
無関係ではないというか、それがほかの地域よりも早く訪れたような
そんな印象も受けていたり。
ひとつの「時代」を作った店の終焉は、
やはりひとつの時代の終わりを感じてしまいます。
「渋谷系」の発祥の地はタワーレコード渋谷店、というのが定説なのですが
実際の渋谷系の中心の店は、ここHMV渋谷とWAVE渋谷店だったと思います。
90年代前半ごろ、まだ宇田川町にあった店(現マルハンパチンコタワー)の
センター街側の入り口から右手に入ったところ、
そこは当時のミリオンセラーを連発するヒットチャートとは違う
「おしゃれ」な空気が流れる場所でした。
95年にタワーレコード渋谷店が移転、ひとつのビル丸ごとがCDショップ
(輸入書籍やDVD、当時はゲームなども販売)になってからは
渋谷でCDを買う、となるとついそっちにいってしまい
(無料で読める「bounce」も魅力でしたし)
HMVを見に行く頻度はどんどん少なくなっていました。
そして98年にはHMVもセンター街に移転したわけですが、
宇田川町時代にあった雰囲気が失われてしまい、
なんだか普通のHMVになってしまったな、と思っていました。
2000年にはスクランブル交差点・センター街入り口のQFRONTビルに
TSUTAYA渋谷店も開店し、渋谷で降りてすぐ入っていける環境ができましたが
新しく店が移転・誕生するたびにいわゆる渋谷独自の文化的な部分が
どんどんと薄くなっていったように感じます。
それはCDが売れなくなったり、特に洋楽が聴かれなくなったりといった
世間の音楽というものとの付き合い方が変わったこととも
無関係ではないというか、それがほかの地域よりも早く訪れたような
そんな印象も受けていたり。
ひとつの「時代」を作った店の終焉は、
やはりひとつの時代の終わりを感じてしまいます。