抗アレルギー剤で一日軽くぼーっとする日々です。
宣伝会議賞一次審査の結果を確認いたしましたので、
とりあえず一次審査を落ちた課題の反省、というものを
数回にわけてやってみたいな、と思います。
正解発表が「SKAT」発売(だいたいGW明け)になるから
「何でこれで落ちたの?」と書いてる本人としては思ってき始めたので
読まれてる皆様が各自でジャッジしていただければ幸いです。
そして連絡がないのでファイナリスト入りを諦めました。
気がつくと二次発表(「宣伝会議」4月号)も間近です。
突破してればいいなぁ。
あと、「スカパーコピー書いてみた」の結果が先月末に出てることを知りました。
佳作の発表はまだっぽいけど受賞はならず。無念。
第15回はこちらから。
46:FIXER
課題:「クラウドエンジニア」が日本のなりたい職業ランキング第一位になるためのアイデア
クラウドの会社らしく、毎年ふんわりした課題出しますなぁ(京都弁)という印象のFIXER。
今年は日本ではイメージの悪い「エンジニア」のイメージ向上。
下請けに安い値段で投げる(を繰り返す)のをやめればいいんでは、と思いもしますが。
「雲をつかむような話より、
雲をつくるような話を、信じてみないか。」
「同じ厳しいシステム屋なら、世界を相手にできるほうがいい。
あと、ちゃんと給料が出ればもっといい。」
「世界を動かすシステムを、作って操る仕事です。」
「このサービスを本当に動かしてるのは、ぼくの力だ。」
うわべのイメージだけを色々いじくるだけでは、どうしても難しいなー、とは思います。
47:富士通
課題:説明可能なAIのCMアイデア
今年最高難度の課題、というかTVCM限定課題は毎年大変なイメージ。
「富士通独自のAIである「説明できるAI」を、分かりやすく広く一般の方に知っていただくための、
目立つ、面白いテレビCMのアイデア」ということで、
最初は「どうわかりやすく説明するか」というところからスタートしたわけですが
「15秒や30秒で説明しても頭入るわけねえじゃん、『世界の車窓から』見てる時間だぞ?」
ということに気付き、とりあえず検索したくなるCM作るしかないじゃん、と思いました。
「どうしてこうなった♪
(びりびりに破れた障子)
どうしてこうなった♪
(ひっくり返った茶碗)
どうしてこうなった♪
(床に落ちた洗濯物)
(ナレーション)
どうしてこうなったかを説明できれば、
問題解決は早まる、かもしれません。
(悪びれない様子の猫)
(ナレーション)
どうしてこうなった、を説明できるAI、
富士通の、「Zinrai」。
(猫の映像に富士通とZinraiのロゴ、
下に「富士通 AI」の検索窓)」
こういう感じでもう一案出しました。
『僕はこの解を選びました、あなたは?』って心情だなぁ。
48:三井製糖
課題:パラチノースを使った次世代のスタンダードとなるような新商品のキャッチフレーズ
「「血糖値が上がりにくい」「脂肪がつきにくい」「集中力が長持ちする」「満腹感が長持ちする」…。
たとえ本当のことでも、法令上これらの機能を直接的に伝えることはできません。
こういった体に良い機能を持っているお砂糖であることを分かりやすく消費者に伝えるキャッチコピー」
というわりと縛りの多い課題、でございます。
「天然由来の機能性糖質「パラチノース」配合で、味や調理効果・使い勝手など砂糖の良さは残しつつ、
健康リスクを減らした商品です。」ということで
「砂糖2.0」的な視点でやっていけばいいのかな、という解釈になりました。
「煮物の味も、変わらないのに、ね。」
「朝のコーヒーに、少し多めに入れたくなるお砂糖です。」
「新しい砂糖には、甘すぎるくらいの、いい話があります。
甘さはそのまま、なんですけど。」
「今までの砂糖のイメージ、ちょっと悪すぎた気がします。」
「今日からすき焼きも、新・すき焼きになります。」
「21世紀になったんだし、砂糖だって変わります。」
「ハイブリッ糖。」
新しい砂糖、というイメージを印象付けたいと思いましたが、
もう少し効果を匂わせる方向性のほうがよかったのかな・・・と思っています。