柄刀一さんの『レイニー・レイニー・ブルー』を読了。「熊ん蜂」とあだ名される口の鋭い車椅子の青年が探偵役の連作短編集です。ワトソン役には新米介護福祉士の女の子を配し、周囲に起こる様々な事件を解決していきます。障害者とその施設を取巻く環境は日本では未だに厳しいと思うのですが、柄刀さんはその世界に真っ向から挑んで、素晴らしいミステリーに仕上げています。うーん、すごい。『シクラメンと、見えない密室』同様、また素敵な短編集・キャラクターを作り上げてくれました。これもシリーズ化希望です♪♪ レイニー・レイニー・ブルー (光文社文庫 つ 12-9)柄刀 一光文社このアイテムの詳細を見る