今日はですね、ちょいと、皆さんに御覧頂きたい画像がございまして。
まぁ、ひと目でピンと来られる方も多いんじゃないかと思われます。
おそらく、どこかの小学校にて行われた国語のテストで、採点されて返ってきたものじゃないでしょうか。
『火』という漢字、左上が斜めであることについて、-1の減点とされていますね。
これがまた難しい問題でして、パソコン上で見る書体ですと、逆に右上から左下に向かって『はらい』になってたりしますよね。『ノ人ノ』という状態です。
私が小学校の頃、教科書では『\人/』だったように記憶しておりますので、上の画像は大変ショッキングでございました。確かにフォントによっては『|人|』という書き方になってます。
じゃ、どれが正しいのって話になってきますけれど、『正しい書き方 火』で検索をかけてみますと、こんなサイトがヒットしました。
漢字の正しい書き順(筆順) 「火」の書き方
いや、実はYahoo!知恵袋に、ちょうど『火』についての質問もあったのですが、回答者はまさにこちらのサイトを紹介してみえましたね。やはり筆で書く時、『\人/』で正しかったようです。
それでは、せっかくテストで正しく答えた小学生の子は、どうして減点されてしまったのでしょうか。これをきっかけに、純真な子供が、大人に対して強い不信感を深いところに植えつけられてしまったのかもしれませんよね。そのあたり、児童心理学にお詳しい方ならば、私よりも深刻さを感じられるのではないでしょうか。
学校の教え方となれば、やはり文部科学省の学習指導要領によるわけなんですが、これがですね、フツーにネット上で閲覧しますと、『ノ人ノ』なんですよ。 ⇒ 文部科学省 学習指導要領 第2章 各教科 第1節 国語(『別表 学年別漢字配当表』より、第一学年の項を参照)
これは一体、どうしたことでしょうか。学校でも、書道の時間に『火』の字は『\人/』と書かせるはずです。しかし、国語のテストでは減点される。活字の表記はバラバラ。
う~~~~む。(^-^;)
国語学者さんなんかね、テレビでえらっそうに「最近の若者は、正しい日本語を使わない。言葉が乱れて嘆かわしい」などと仰るぐらいならば、その正しい日本語をちゃんと明確に教育できる体制を、文部科学省に働きかけるべきです。そちらの方が、よほど肝要ではございませんか。
『火』だけの問題ではありませんよね。
『北』なんて、どうですか。
どちらも見かけますよね。
どちらが正しいのか。或いは、どちらも正しいのか。
『火』と同様、これも国語のテストでどちらかが減点対象になることでしょう。
それなのに、両方が国内の書物、ネット上のページで混在しているのは、文部科学省として改善に乗り出す動きは出てこないものでしょうかね?
ここで、思い出されることがあります。
昔の日本道路公団が、高速道路の案内看板で使っていた書体、これが独自のものでして、公団ゴシックと呼ばれておりました。複雑な漢字、画数の多い漢字でも、100km/hで100-150m手前から6秒以内で認識できるように制作された(引用)ということで、正確でない漢字だったわけですよね。中国語なんか、北京語と広東語で漢字が違いますが、あんな漢字の省略された字でした。
これはもう、今では廃止されているはずですが、もし子供がそれを見て、同じように国語のテストで書きましたら、減点か、或いはバッテンをもらってしまうことでしょう。そういう意味で、現在の高速道路では『子供が正しい漢字を学べる』環境に変化しているわけです。
さて、では書物やウェブページ上について、子供が正しい漢字が学べるかと言えば、上述の通り、『惑わされてしまう』のは当然のことでしょう。というより、私個人の感覚では、『火』で減点なさった先生が惑わされているようにも感じます。
いえ、わかりませんよ?
もしかしたら、本当に『|人|』もしくは『|人/』が正しい漢字なのかもしれません。『たてる』べきであって、それが真実の唯一解なのかもしれません。
それでは、何故、大人たちがネット上でその画像に首を捻り、話題になりかけているのか。
正しいのは、誰でしょう?
間違っているのは、誰なのでしょうか?
減点された子供か。
採点した先生なのか。
それに疑義を投げかける第三者たちなのか。
おしーえて~ 文部科学省のおじい~さん~(;^-^)
←例のアレです!! お気が向かれましたら。
まぁ、ひと目でピンと来られる方も多いんじゃないかと思われます。
おそらく、どこかの小学校にて行われた国語のテストで、採点されて返ってきたものじゃないでしょうか。
『火』という漢字、左上が斜めであることについて、-1の減点とされていますね。
これがまた難しい問題でして、パソコン上で見る書体ですと、逆に右上から左下に向かって『はらい』になってたりしますよね。『ノ人ノ』という状態です。
私が小学校の頃、教科書では『\人/』だったように記憶しておりますので、上の画像は大変ショッキングでございました。確かにフォントによっては『|人|』という書き方になってます。
じゃ、どれが正しいのって話になってきますけれど、『正しい書き方 火』で検索をかけてみますと、こんなサイトがヒットしました。
漢字の正しい書き順(筆順) 「火」の書き方
いや、実はYahoo!知恵袋に、ちょうど『火』についての質問もあったのですが、回答者はまさにこちらのサイトを紹介してみえましたね。やはり筆で書く時、『\人/』で正しかったようです。
それでは、せっかくテストで正しく答えた小学生の子は、どうして減点されてしまったのでしょうか。これをきっかけに、純真な子供が、大人に対して強い不信感を深いところに植えつけられてしまったのかもしれませんよね。そのあたり、児童心理学にお詳しい方ならば、私よりも深刻さを感じられるのではないでしょうか。
学校の教え方となれば、やはり文部科学省の学習指導要領によるわけなんですが、これがですね、フツーにネット上で閲覧しますと、『ノ人ノ』なんですよ。 ⇒ 文部科学省 学習指導要領 第2章 各教科 第1節 国語(『別表 学年別漢字配当表』より、第一学年の項を参照)
これは一体、どうしたことでしょうか。学校でも、書道の時間に『火』の字は『\人/』と書かせるはずです。しかし、国語のテストでは減点される。活字の表記はバラバラ。
う~~~~む。(^-^;)
国語学者さんなんかね、テレビでえらっそうに「最近の若者は、正しい日本語を使わない。言葉が乱れて嘆かわしい」などと仰るぐらいならば、その正しい日本語をちゃんと明確に教育できる体制を、文部科学省に働きかけるべきです。そちらの方が、よほど肝要ではございませんか。
『火』だけの問題ではありませんよね。
『北』なんて、どうですか。
どちらも見かけますよね。
どちらが正しいのか。或いは、どちらも正しいのか。
『火』と同様、これも国語のテストでどちらかが減点対象になることでしょう。
それなのに、両方が国内の書物、ネット上のページで混在しているのは、文部科学省として改善に乗り出す動きは出てこないものでしょうかね?
ここで、思い出されることがあります。
昔の日本道路公団が、高速道路の案内看板で使っていた書体、これが独自のものでして、公団ゴシックと呼ばれておりました。複雑な漢字、画数の多い漢字でも、100km/hで100-150m手前から6秒以内で認識できるように制作された(引用)ということで、正確でない漢字だったわけですよね。中国語なんか、北京語と広東語で漢字が違いますが、あんな漢字の省略された字でした。
これはもう、今では廃止されているはずですが、もし子供がそれを見て、同じように国語のテストで書きましたら、減点か、或いはバッテンをもらってしまうことでしょう。そういう意味で、現在の高速道路では『子供が正しい漢字を学べる』環境に変化しているわけです。
さて、では書物やウェブページ上について、子供が正しい漢字が学べるかと言えば、上述の通り、『惑わされてしまう』のは当然のことでしょう。というより、私個人の感覚では、『火』で減点なさった先生が惑わされているようにも感じます。
いえ、わかりませんよ?
もしかしたら、本当に『|人|』もしくは『|人/』が正しい漢字なのかもしれません。『たてる』べきであって、それが真実の唯一解なのかもしれません。
それでは、何故、大人たちがネット上でその画像に首を捻り、話題になりかけているのか。
正しいのは、誰でしょう?
間違っているのは、誰なのでしょうか?
減点された子供か。
採点した先生なのか。
それに疑義を投げかける第三者たちなのか。
おしーえて~ 文部科学省のおじい~さん~(;^-^)
←例のアレです!! お気が向かれましたら。
学年別漢字配当表では、「火」は1年で習う漢字で、「\人/」になっています。
フォントでいえば教科書体も「\人/」になっています。
従って「\人/」でないと減点ならまだ分かるのですが。
本来はこの程度の事態の違いで減点すべきではないです。
ttps://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/youryou/syo/koku/__icsFiles/afieldfile/2016/10/27/1234920.pdf
今まで習って来た事の確認がテストなんで先生がこう書けと言っていたならバツにしても良いとは思います
しかしながら言っていなかったのなら教えてもいない事のにその部分を減点対象にするのはおかしいですね
しかし、学習する者は、文部科学省のページですら”正しい”文字を知ることが出来ないわけです。
全ての出版物、或いはネット上のページもですが、書体が様々、決められていますよね。
お馴染みなところですと、明朝体と、ゴシック体。ほとんどの日本語表示はそのどちらかでしょう。独自のフォントを作られる方もみえて、フリーでダウンロード出来たりもします。
我々がいろんな場面で目にする漢字、平仮名、片仮名、全て元々はドットを打って基準が作られたものでしょう。そういった意味で、文字というものはある種の『絵』でもありますね。
では、正しい日本語(の文字)を表示して規範を示すはずの、文部科学省のページに”異なる”文字が表示されてしまうのはどういうことなのか。
それは、由々しきことではないのか、という問い掛けが今回の記事でありまして、文部科学省が「実際とは異なりますよ~」と一文を添えれば済む問題なのかと、読者の皆様に御一考いただきたかったのですが、いかがなものでしょうか。
願わくば、その現状に国民は釈然としない感情を持って欲しかった、というわけでございます。
単に表示に使っているフォントの都合でそうなっているだけで、ノ人ノと教えているわけではありません。
そちらのサイトにきちんと書かれていますよ。
>(ホームページ上の学年別漢字配当表の漢字の字体については、実際の小学校学習指導要領における学年別漢字配当表の漢字の字体とは異なります。)
検索してみましたら、その漢字博士でよろしいようです。入門編は、対象年齢が6歳からとなってますので、問題はないのではないでしょうか。
なにしろ、私がそれを買ってもらったのは、まさに小2の頃でした。
私は40歳を過ぎてから突然小説を書き始めましたが、どうやら作風の根底にあるものは、小学生の頃に買ってもらった、芥川龍之介短編集(杜子春・鼻など)から強く影響を受けているようです。
私に植えられた苗は、知らずいつの間にか大きく育っていたようですね。
漢字博士、よろしいのではないでしょうか?
漢字博士でしょうかね。
ふむ。小2には難しいかもしれないなー。
ではでは
『書』を追及せんとされるからこそ、『正しいor誤り』ではなく、『何故?』という見地に立たれるのでしょう。私の浅はかさに恥じ入るばかりです。
こういった、漢字や、文字について、太古の昔に思いを馳せることがございますね。
現代はもう、パソコンで一発検索、手紙はすぐに、確実に届く、メールなんて昔の衛星中継ぐらいのタイムラグしかないなんて世の中ですけれど、『漢字』が(いえ、文字自体が)成立した頃の事情は大きく異なると思うのです。
日本のような小さな島国ではなく、中国は広い大陸。
無事に届いてくれることを祈ってしたためられた書は遠い地へ運ばれ、読み書きの出来る方も稀少な時代、
「学のある○○さんとこに文が届いたらしいぜ?」
なんて、村人が集まってきて
「なぁ、これ、どんなことが書かれてるんですかい?」
となる光景が、その広い中国大陸のあちこちで見られたのでしょう。
そうなると当然、地域地域で見せてもらった文字を覚えますし、『文字(書体)の個性』という概念が一般的だったのではないでしょうか?
私は小さい頃、漢字の部首を組み合わせるパズルみたいなものを買ってもらって大変喜んで遊びました。
今回の本題からは外れますが、そういった、漢字の面白さ、奥深さを楽しむ遊びは現代、なかなか無いのだろうなぁ、と寂しくもあります。
息子の字を調べていてたどり着きました。
参考になりました。ありがとうございました。
上記URLも参考になるかと思い引用しておきました。