林 住 記

寝言 うわごと のようなもの

油蝉、東京へ

2006-07-27 | 風に吹かれて
韋駄天氏と爺が二人でジージー。だから油蝉。暑苦しくて煩いのは分かってます。
熱風の中、埼玉の油蝉が花の東京へ行ってきました。

電車賃が高いので、滅多に行かないけれど、時々都会の風も恋しくなるのです。
出かける決心がついたのは、二つの特別展の招待券が手に入ったからです。
行ったところは、3箇所。以下その報告です。

「国立科学博物館(南極大陸展・常設展)」

驚きました。あの古ぼけた博物館が増築・改装して、面目一新。輝いてます。
夏休みの子供たちの為の南極大陸展は、油蝉世代にも十二分に楽しめます。
子供たちに独り占めさせることはありません。勉強になります。
隕石・南極の氷を触りました。
南極の極寒も体験しました。

特筆大書したいのは、家族サービスの記念写真を撮って貰ったことです。
恐らく100万円近くかかっただろうオレンジ色の防寒服を着て、家族並んで写します。
油蝉は孫を連れていない。孫のような可愛い担当のお嬢さんを口説き落として、3人並んでチーズでVだ。
出来上がりは1家に1枚。当然ですね。
そこを厚顔の油蝉は、我々は見たとおり夫婦じゃないんだから2枚下さいと、食い下がりました。
口説く時には人畜無害なんて言ってたくせに、大迷惑だったろう。
しつこいお願いの結果、優しいお嬢さんは、2枚下さいました!感謝感激です!

招待券を使わせて貰った上に、写真まで頂いたお礼に、売店でペンギンを書いたクリアファイルと絵葉書3枚買上げました。締めて615円。
売店のお嬢さんたち、みんな素敵に可愛らしい人で、毎日通いたいと切に思いました。

常設展。感動しました。素晴らしくって素晴らしい。
昆虫の標本!、貝殻コレクション!、鳥の剥製!、回虫の付いた腸!、海藻の天井!、白長須鯨の顎骨パクパク!その他筆舌に尽くせない多様さ、面白さです。

博物館側は、客数増を狙って、あの手この手で入館客を楽しませてくれる。
ありがとう。感動しました。お客連れてきます。
特別行政法人化は短期的には小泉改革の成功例ですね。
いっそ、外務省や社会保険庁も特別行政法人にしたらと思いましたよ。

家でごろごろしてるご同輩、お孫さんを連れて、科学博物館へ行きなさい。
帰省のお土産一杯買いなさい。安いし嵩張らないし気が効いてる。株、上がりますよ。
しかも、紅顔の少年の日々を思い出して、血液サラサラになります。

駅の傍の冷房の効いた「上野グリーンサロン」でハヤシライスを食べました。680円。
日本橋丸善屋上の元祖ハヤシライスに負けない味でした。ありがとう。

「六本木ヒルズ森美術館(アフリカリミックス展)」

六本木ヒルズは嫌いです。
焼餅で嫌いなのではなく(それもあるか)、導線が実に分かり難いからです。
日本語の目立つ標識が付いて、出来た頃より少し改善しましたが、それでも分かり難い。
自分がどこに居るのか把握できない。火事になったらどうするんだ。

そのアフリカ展は、まるで生意気盛りの金持ち高校生の文化祭です。作家は80人のアフリカ人です。
生の被虐史観を生に作品にして、ちっとも私の胸に迫ってこない。汚らしい。ヘタだ。
ピカソに影響した仮面や彫像、多くのファッションデザイナーの栄養になった民族衣装や布地などを観たかった。
電気店のように、あちこちでビデオを映し出してるが、どれもイマイチ以前のウツノミヤです。
近頃、こういうおたくの独りよがりが持て囃されてるが、私は拒否します。

六本木ヒルズに来た以上、回転ドアを点検しようとしたら、既に撤去。
ライブドアの受付でパンフを貰おうと事務棟へ行ったら、警備員だらけ。
埼玉県の交番のお巡りさんの殆どが、冷房の効いた六本木ヒルズに転職してしまったのではないか。

六本木ヒルズは好きになれません。もっとも森さん、もともと相手にしてないか。
森美術館は招待券。お金は全く使いませんでした。

炎天下、迷いながら、地下鉄大江戸線六本木駅に向かいました。

「麻布十番商店街」

この街、大好きです。古くて新しい。洒落てます。広さも手頃。訪問は3回目です。
最近人気が出て、スターバックスやマクドナルドが出店して、景観を損ねてます。

6ヒルで草臥れたので、スターバックスで休憩しました。
中に居れば、スターバックスは見えないし、値段が安いからです。ここではラテカフェに290円を使いました。

外を歩く人々は、埼玉県飯能の町の人々とは明らかに違います。洒落てる。異人さんがいる!

街には何からなにまであって、ここに住んだら便利だろうな。温泉まであるぞ!
小公園「パティオ10番」に「赤い靴像」がありました。異人さんに連れて行かれそうだったきみちゃんは、ここに住んでたんだ!その9歳の生涯に泪です。

行列の出来る鯛焼屋「浪花屋総本舗」は近くで仮営業中。込んでたし、暑いので覗いただけです。

有名店の「豆源」に寄りました。豆ずくしの店です。
いい店です。店頭のおばさんが素敵です。気風が良くて親切丁寧。おばさんの鑑です。
おばさんの説明上手に乗せられて、歯茎が弱いのに、煎り豆各種3点840円を買いましたよ。

おばさんが教えてくれたお祭りに、また行きたい街でした。

大江戸線に乗って、西武池袋線練馬経由、家に帰りました。相棒も喜んでました。

家に帰って、科学博物館で撮って貰った記念写真。直ぐ取り出して飾りました。
ブログ書いてる今も、時々見直して、ニコニコしています。

楽しかった一日の出費
  交通費2070円、昼食・休憩代970円、土産代1455円、合計4495円。 
一日楽しんで5000円以下。ささやかなもんでしょ?         

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