松の手入れは大変だ。
葉がチクチク刺すし、作業服に付いた松脂は洗濯してもなかなか落ちない。
うっかり枝を切ってしまうと、そこからはもう枝が出てこない。
枯葉は年中摘んでいないと見苦しくなるし、油粕をやらないと松葉の色が悪くなる。
それでわが猫額亭の松の盆栽は、思い切って越生の親方に進呈してしまった。
惜しいことをしたが、しょうがない。
松の盆栽の樹形には、直幹、懸崖ほかいろいろあるが、これは文人木である。
この松は地植えだけれど、こんな狭い場所では盆栽と同じ。
きっと持ち主に可愛がられているのだろう。
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