忘年会はのっけから盛り上がり、熱くてセーターを脱いだほど。
会費を値上げした所為か、料理の種類が多く、朝からの節食の甲斐があった。
やがて会長さんのご発声で、それぞれの近況報告となった。
こういう時だけ参加する先輩は、重要な地位を歴任したのに、最近は電話1本無い生活の由。一同ほろ苦く笑う。
お互い同じような状況である。積もり積もった境遇をてんでにがなり立てる。話は互いによく聞こえないから、また声量を上げ、汗が出る。
普段の作業には参加しない歴代自治会長や市議ばかりか、途中、何の所縁も無いはずの県議のセンセイが顔を出した。猪並みの嗅覚に感心。そういえば猪にソックリ。人気商売は鼠年にも繋げなくちゃね。
足の踏み場も無い狭い会場で、胡坐をかいても腰が痛い。
立ち上がる時には、十分に段取りを考えて、よっこらしょどっこいしょ。
忘年会は山仕事並みの労働だったようだ。
気持ちのいい疲労。
何時もより早く、11時に就寝。
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