マンデラ元南アフリカ大統領が亡くなった直後、マンデラ氏を広告に使う人がいる。
それは深見東州という歌手か教授かお笑い芸人か、はたまた政治家か。
よく分からないお方である。
広告は朝日新聞に載った「深見東州 クリスマス・チャリティ・ディナーショー」です。
大きさは4段の半分。
ユーミンやサザンには負けるが、大した大きさである。
切符の料金は38000円、限定500名だ。
実はこの方の新聞広告を時々見かけるようになった。
前回、朝日新聞で見たときは、確か講演会かパネルディスカッションだったようだ。
広告にはクリントン元大統領ほか、盛りを過ぎた海外の有名な政治家の名前が溢れていた。
ところが、今回は歌手としての登場である。
ふ~ん、どれどれ、どんなお方だろうか......。
深見東州(半田晴久)profile 欄の小さな字をよ~く読む。
これだけでも結構愉快だす。以下そのまま転記しますよ。
世界協力機構(WSD)総裁。国際スポーツ振興協会(ISPS)総裁。
カンボジア政府顧問(首相と副首相に次ぐ上級大臣)ならびに、首相顧問。
在福岡カンボジア王国名誉領事。カンボジア大学総長、政治学部教授。
東南アジアテレビ局解説委員長。
アジア・エコノミックフォーラムファウンダー(創始者)・議長。
クリントン財団のパートナー。
ネルソン・マンデラ・チルドレンズ・ファンドの名誉顧問
ならびにネルソン・マンデラチルドレン・ホスピタル総裁。
パシフィックフォーラムCSIS理事。
公益財団法人日本国際フォーラム理事。
公益財団法人協和協会理事長。
中国国家一級声楽家。中国国立歌劇舞劇院正団員。
シドニーオペラハウス専属国立オペラ・オーストラリア名誉総裁。ゲストアーチスト。
同志社大学経済大学卒。武蔵野音楽大学特修科卒。
西オーストラリア州立エディスコーエン大学芸術学部大学院卒(MA)。
中国の国立精華大と、国立浙江大(PH.D)。
有明教育芸術短期大学教授(声楽科)。
いやはや参りましたね。改行はしてますが、内容は正確に転記したつもりです。
しかしながら、profile はかなり凸凹で謎だらけ。
いちいち突っ込めますね。
次に、念のためウィキペディアを読んでみた。
内容はもの凄く長く、肩書きはもっと多く、経歴は多彩。
流石のウィキも辟易とし「削除したい」と泣いている。
それでも面白い。削除されてしまう前に是非一読してみてください。
こういう人がいるんだねぇ、と感心します。
「21世紀のレオナルド・ダ・ヴィンチ」、「現代の弘法大師」とまで褒め上げている。
なんだか、自作自演みたいで嬉しいねぇ。
こんなに巨きな人は、もっともっと世界に羽ばたいていただきたい。
でも堕ちてきたりして、天才が天災になりませんように。
なお、深見東州さんは演歌も歌ってる。
堂々の美声だけど、伴奏はウィーンフィルでもN響でもありませんよ。
バランスを欠き、著しく軽量です。試しに聴いてみて下さいね。
「北の宿から」
131208
いらっしゃいませ
記事を書いてから5年以上
ボロを出さずに 未だにヘンな広告を出していられるのは ホンモノかもしれませんね
天才は もともとヘンなものですからね
その後も 度々 朝日新聞に広告が載っております
やはり身元は確かなのでしょうが 広告の内容が どうも奇々怪々怪です
youtubeで動画を確認すると 美声だし 歌唱力も 結構ある と思います
でも 嫌いではありませんよ
不思議な「天才」です
最近は天皇陛下の晩餐会に招かれるくらいですから、公安はじめ、どこも怪しいなどと思うところはありません。世間の風評被害が少しあるだけでしょう。
やっぱりそうですか 怪しい広告ですものね
ウィキペディアの記述も ユーチューブのコメントも 自作自演のように見えます
朝日新聞だって知らないはずはないのに 連続して広告を引き受けるのは どうかと思います
経歴も金で買えるものばっかりですね。自己顕示欲の強い新興宗教の教祖によくいるタイプかな。