陽射しは朝から凄まじく、目が眩む。庭の山百合は濃厚な匂いを振り撒いている。
で、山百合観察会の応援は不参加に。
暑さでぶっ倒れて応援のはずが救援されては洒落にもならぬ。
しかし、家でごろごろしていてはお天道さまに申し訳ない。
というか、お天道さまに尻を叩かれて、ずーっと前から取り付けよう、と思ってた簾をやっと今日取り付けた。
暑くなる前に、と今年も思ってた簾取付作業は例年どおり暑いさ中の作業となった。
ホームセンターで買ってきた簾は中国製である。葦はささくれ、縦糸はよれよれ、全体はへなへなだ。
経済発展が著しいとしても、簾は年々チャチャイナになっている。これでいいのかっ。
強烈な西日に炙られながら、ようやく9枚の簾を取り付けた。
ぐるりの窓に簾をぶら下げると、わが猫額亭はまるで寝殿造りの御殿でごじゃる。
天井は低く、軒は浅いので、室内は相変わらず暑いが、御簾(みす)越しにみる庭園は、いと涼しげ。
外から覗かれる不安は無くなった。
玉の汗(あのぅ、全身の汗のことですからね)をシャワーで流し、扇風機ににじり寄り、ご挨拶。
スッポンポンが気に入らぬようで、扇ちゃんは首で、いやいや、とな。
おお、そうだ! 明治百年記念謹製Japants(越中褌のこと)がしまってあるはずじゃ。
...........やがて燃える日が落ちて、夕暮れである。
灯りを点し、念の為、外からわが猫額亭を覗いてみれば、........ややっ、こは如何に。
御簾越しに、御殿の中は丸見えでおじゃるぞ。
やぁれやれ、やっばしパンツ穿かんとなぁ........。
・・・ 吹く風に我が身をなさば玉すだれひまもとめつつ入るべきものを ・・・
在原 業平
◎19日、埼玉県各市は軒並み36度超えの残酷暑でした。
といふことは、亭内温度は40度!
森男さまは 御簾の奥深くにおわして
よく見えません
余りの暑さにババロアは プールで水浴びを
して参りました それはそれは天国でございました なので森男さまもいかがかと
お勧めにまいりました
どうぞ暑さに負けませんようお過ごしくださいませ ババロアも他人事ではありませんがね
三途の川を 泳いで渡る羽目にもなりかねない今日この頃
水練が必要ですね
昨日は御簾の奥で 半死半生状態でした