「吾亦紅(われもこう)」 ちあき哲也作詞
すぎもとまさと作曲・歌
マッチを擦れば おろしが吹いて
線香がやけに つき難い
さらさら揺れる 吾亦紅
ふと あなたの 吐息のようで.....
盆の休みに 帰れなかった
俺の杜撰さ 嘆いているか
あなたに あなたに 謝りたくて
仕事に名を借りた ご無沙汰
あなたに あなたに 謝りたくて
山裾の秋 ひとり逢いに来た
ただ あなたに 謝りたくて
小さな町に 嫁いで生きて
ここしか知らない 人だった.....
それでも母を 生き切った
俺、あなたが 羨ましいよ.....
今はいとこが 住んでる家に
昔みたいに 灯りがともる
あなたは あなたは 家族も遠く
気強く寂しさを 堪えた
あなたの あなたの見せない疵が
身に沁みて行く やっと手が届く
ばか野郎と なじってくれよ
親のことなど 気遣う暇に
後で恥じない 自分を生きろ
あなたの あなたの 形見の言葉
守れた試しさえ ないけど
あなたに あなたに 威張ってみたい
来月で俺 離婚するんだよ
そう、はじめて 自分を生きる
あなたに あなたに 見ていて欲しい
髪に白髪が 混じり始めても
俺、死ぬまで あなたの子供.....
都会暮らしの団塊の世代以上の人々に、この歌は胸にグサリと来るだろう。涙無くして、この歌を聴けるだろうか。
全然平気な朴念仁氏とは、付き合いたくないですね。
伴奏のギターは胸を掻き毟り、バイオリンが咽び泣いて、ケレン味たっぷりである。ピアノとオーボエなど木管楽器であっさりと品良くやって欲しかったが、すぎもとまさとさんの悪声を生かした絶唱が素晴らしいので、この際なじりません。
大勢の前で歌いたいお調子者がいるかもしれないが、忘年会には切な過ぎて座が白けてしまう恐れがあるな。
深夜、音を絞ってこっそり聴く歌だと思う。そして、小声で、すぎもとさんと一緒に歌う歌である。
来し方、行く末を思い、眠れなくなってしまうだろうが.......。
さぁ、年末年始の休暇は、墓参りに行きましょうね。
合唱、いや、合掌。
いきなりの初書き込みでどうでもいいグチを書き込みで失礼いたしました。
3度も地震に逢い気丈にも生きる故郷の母に手紙でも書こうかと思います。
それでいいと思います。
森男は自分の嘘や偽りを数え上げたら、夜明けでした。
お母上が元気でおられるうちに、是非、お手紙を差し上げて下さい。
yusuke320さんのブログを拝見し、病みつきになりそうです。