わが猫額亭の庭園はツンドラ状態である。
空気は冷えきっていて、亭内に引き篭もっていても、腰から下がしんしんと冷えてくる。
こう寒くては、何もする気にならない。
それでも何とかしないといけないので、「しんしん」を電子辞書で調べたら、興味は「津々」で、雪は「深々」だった。
しかし「しんしん・と・冷える」はなかったんですね。
次、イラストレーターである五味太郎さんがユカイな絵と文を書いた「日本語擬態語辞典」を探してみた。
ここにも無い。
この辞典では182もの擬態語を、日本語と英語で説明しているが、「しんしん」が無い。
「しんしん」は擬態語ではなく、「興味しんしん」や「雪はこんこん」のように、漢文由来の気取った日本語でしょうね。
で、カラダが芯から冷えてくるので、「しんしん」は「芯々」と書くのがピッタリしますが、如何でせうか?
寒くて心神耗弱状態で考えておりますので、間違いかもしれませんが。
なお、「心神耗弱」は恥ずかしながら、これまでず~っと「しんしんもうじゃく」と読んでおりました。
明日は雪が降るそうだ。東京の雪はびしょびしょ降る。
生憎、五反田にじじばばが集まり、新年会を開催することにしている。
今から雪靴を探し出しておかないとな。
挿絵は、五味太郎文・画「日本語擬態語辞典」(講談社+α文庫)から。
140114