フライトジャケットについて。リンキチです。
フライトジャケット(FJ)とは戦闘機に乗る
パイロットたちが着用するジャケットで
ミリタリーファッションの一つ。
戦闘機に限らず、軍用航空機全般の
パイロットを含む搭乗クルーも着用している
ジャケット、というくだりで3回目、
B-15シリーズから一旦はなれてL2-Bというモデル。
L2-BはFJのなかでも薄手のタイプ。
ライトゾーン(LIGHT ZONE)と言われる
外気温度帯での使用を目的としている仕様。
中綿はほとんど入ってない為、冬場以外の
季節での着用となります。
ちなみに既出のB-15シリーズは
インターミディエイト(INTERMEDIATE)
というワンランク上の低温度帯仕様なので
主に冬場での着用となります。
デティールです。バズリクソンズのL2-B。
相当前に新品で購入、スリーシーズン、フル着用
してたので着潰してしまっていろいろ壊れている
ので今では箪笥の肥やし状態。
ジッパーはクラウン社のダイキャスト製の
スプリングカムロック式。
L2-Bの特徴の一つがフロントジッパー最下部の
このフラップ。他のナイロンジャケットには
ありません。
そしてフラップの反対側、フロントの前たてが
無いのも特徴。
インターミディエイトゾーンのジャケット各種には
フロントジッパーからの風を通さないように
内側に前たてがありますがライトゾーンである
L2-Bにはありません。寒くないからいいんです。
深イイ~。
さらに特徴、他のナイロン製ジャケットに無いのが
この肩にあるエポレット。階級章付け部分。
片側ボタンタイプ。ちなみに後日紹介予定の皮ジャン、
A-2には両側縫い付けのエポレットで階級章付け
以外にもコックピットからの緊急時脱出用
(仲間がここを掴んで上から引っ張り上げる為)
としても機能するらしい。深イイ~
あとは他のジャケット同様のナイロン製の
オキシジェンタブ。そしてMA-1のような
フラップ付きのポケットもL2-Bです。
一度ドライクリーニングに出した後の
エアフォースマーク。
文字は消え、ステンシルの色が滲んで周りにも
溶けだしてしまいました。クリーニング禁止です。
もう一着L2-B。こちらはアビレックス社のL2-Bで
限定モデル。とはいえ、お安めなので気にせず
普段使い。
こちらは今は手元に無いバズリクソンズのL2。
オリーブドラブのカラー、オキシジェンタブは
ホースハイド製。
L2-Bの前身モデルにあたるL2でした。
以前ヤフオクで手に入れたのですが、
サイズが大きかったのでまたヤフオクで
転売したのでした。そういうこともあるね。