夕焼け小焼け、であります。
12日、保田の昌龍寺に行ってきました。お十夜の法要です。
お十夜は浄土宗系のお寺で行われる、10日間にわたる念仏法要のこと。詳しくはこちらをどうぞ。
曹洞宗なのに?ってよく言われますが、保田では他の曹洞宗ご寺院様でも行われています。
知らないだけで、いろんなところで宗門のお寺が十夜法要を行っているかもしれません。
昌龍寺では夕方から1時間余りの法要ですが、本来は10日にわたる念仏供養。
盛大に行っているところもあるようで、地域の方にとってはお祭りのような一面もあるかもしれません。
高齢の方に聞くと、昌龍寺でもいろんな露店が出たり振る舞いがあったりして、かなり賑やかな時代もあったようです。
昌龍寺のお十夜は、その年に亡くなられた方のご供養のために、有縁の方や近所の方たちがすこしずつお布施を出し合って念仏のお参りを行うというスタイル。
葬家からのお布施もお預かりしますが、葬家が主催する通常の法事とは違い、十夜は濃やかな心遣いで葬家の悲しみに寄り添う近所の方々の様子が垣間見られます。
昨年の十夜から今年の十夜までの一年間、昌竜寺檀信徒で亡くなられたかたはおひとりでした。
その方のために心を寄せ、十夜供養の布施をつけてくださった方は10名余。
「南無阿弥陀仏」に節をつけてお唱えさせていただくそのお念仏に、心を寄せて下さったかたがたの想いを載せて故人へとお伝えします。
しみじみと良いご供養の一座になりました。
十夜法要前のひととき、今年も素敵な夕焼けを見ることができました。
「十夜のころは、ダイヤモンド天城が見られる時期なんですよ」
最近、写真家顔負けの風景写真を撮っている寺下の章夫ちゃんが教えてくれました。
昌龍寺の境内から、東京湾の向こう、伊豆半島の天城山頂に沈む夕陽がみえるのだとか。
確かに海の向こうは伊豆半島。
うーん、105ミリのレンズではこれが精いっぱい。
来年は三脚と望遠レンズ持って十夜に来なきゃね。
今日はここまで。
さんぜのまなざし 201711
またその折におあいしましょう。
久しぶりに素晴らしい夕日を拝見いたしました。
ありがとうございました