昨年の台風15,19号で大きな被害を受けた千葉県鋸南町保田の観音寺。
被害の様子は、昨年の当ブログでもお知らせしました。
役員さんもそれぞれのご自宅が被災され、お寺の修理は難しいかもと思っていましたが、多くの方々のご援助や協力もあり、5月1日に無事改修が終了しました。
というわけで、5月15日に仕上がりを見に行かせてもらいました。
ちょうど役員さん方が草取りや掃除の真っ最中。
再興なった観音寺の境内で、以前と同じように黙々と身体を動かしています。
工事は1月半ばから旧知の北海道函館・小倉工務店、原田工務店さんが昌龍寺に宿泊して仕事をして下さいました。
ボロボロだった小屋裏の修繕や床下の基礎をコンクリートにやり直したり、けっこう手間のかかる仕事です。
彼岸明けにはようやく瓦屋さんが決まって屋根ふき開始。
大工さん方ももちろんですが、一番の功労者は役員の皆さん。
自宅のことよりとにかくお寺を、と役員さん方みなさんが獅子奮迅の大活躍。
特に役員長さんは大車輪の働きでした。この方がいなかったら修理は進まなかったかもしれません。
保険屋さんや地元業者と交渉したり、工事の進捗状況をお知らせいただいたりと、なかなかできることではありません。
床下もきれいになりました。
お手洗いも見事に改修されています。
灰汁洗いをかけたので、だいぶ色白になりました。
面目一新、これで来年の御開帳も安心して行うことができます。
コロナウイルスの不安のなか何度も函館を往復してくださった大工さんや、いろいろと面倒を見てくださった役員さん、関係者の皆さん、
本当にお疲れさまでした。
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昨日の合掌の郷は一部の県で緊急事態宣言が解除になったせいでしょうか、このふた月あまりの中では一番の人出がありました。
自粛疲れもありましょうし、汗ばむほどのいい陽気でしたのでお墓参りでも、と考えた方が多かったのかもしれません。
でも神奈川はまだ宣言解除にはなっていません。
社会全体が落ち着きを取り戻すまで、もう少しがんばりましょう。
お寺の緑地やお墓の参道にはいろんな花が咲いています。
よく見るといろんな虫たちもいて、花の中は結構にぎやかだったりします。
今日はここまで。