非常事態宣言が解除となり
3月26日の金曜日、年末に購入した楽器を引き取りに
都内の代理店に行ってきました。
その楽器を持って、翌日ガンさんの所へ
楽器は、こんな楽器です
フランスのPaul Bailly という製作者の方が 1880年代前半に製作した楽器です。
ランパルさんの鑑定書がついてます。
コンディションは良いとはいえず、普通に鳴る感じで、すんごく良い という感じではありません。
これを、ガンさんにお願いして、魅力ある楽器に仕上げてもらいます。
ガンさんの見立ては
・ 造りは問題ない、むしろいい方。
・ 板厚がかなりある。またバスバーが強すぎて音が詰まっている。鳴りにくい。金属的な音色がする。
・ 表板に割れがある。本当に丁寧に直すなら、表板を開けて
バスバーを外し、表板の張力をなくした上で修理し、最後にバスバーを取り付けて
表板に理想的な張力を与えると、今より良くなる可能性がある。
一般には、そんなに丁寧な方法はとらない。お金と時間がかかる。
・ 今の状態はオリジナルなので、オープンせず、
(1)駒の交換(駒のEADGのカーブが普通の形ではない)
(2)指板削り(指板はかるくカーブを付けて削るが、今の楽器の状態は直線になっている。また指板のEADGのカーブも普通の形ではない)
(3)テールコードの交換(今はナイロン製がついています。普段私は、ボワ・ダルモアのテールコードを使うのすが、今回はガンさんお勧めのウィットナーのステンレス製コードにしてみる。~その方が調整が容易)
顎宛は、AA社のが2つ自宅に余っているので、後で付け替える予定。
とりあえず、上記の調整で1~2年様子を見て
納得できないなら、表板OPENして、バスバー外して割れの修理をやり直し、その後 バスバーを付け直し
バスバーを少し削って貰うことにしました。
5月下旬ぐらいにできるとのこと
ゆっくり待つことにします
(追記)
ガンさんは、表板をOPENしてバスバーを削ったら、音色は今より良くなると言ってます。
また、1~2年弾いてみることで、更に修正すべきところが出てくるかもしれないのと
私自身が急いでいないので、ちょっと遠回りして、暫くオリジナルの状態を試すこととしました
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