お気楽・極楽 おじさん生活  (旧ブログ名 お気楽 単身赴任生活日記)

「食べること」と「ばよりん」が大好きなおじさんのお気楽・極楽な生活を日記にしてみようかと…

おフランスのばよりんざんす

2021-03-30 01:21:44 | ばよりん

非常事態宣言が解除となり

3月26日の金曜日、年末に購入した楽器を引き取りに

都内の代理店に行ってきました。

 

その楽器を持って、翌日ガンさんの所へ

 

楽器は、こんな楽器です

 

フランスのPaul Bailly という製作者の方が 1880年代前半に製作した楽器です。

ランパルさんの鑑定書がついてます。

 

コンディションは良いとはいえず、普通に鳴る感じで、すんごく良い という感じではありません。

 

これを、ガンさんにお願いして、魅力ある楽器に仕上げてもらいます。

 

ガンさんの見立ては

・ 造りは問題ない、むしろいい方。

・ 板厚がかなりある。またバスバーが強すぎて音が詰まっている。鳴りにくい。金属的な音色がする。

・ 表板に割れがある。本当に丁寧に直すなら、表板を開けて

  バスバーを外し、表板の張力をなくした上で修理し、最後にバスバーを取り付けて

  表板に理想的な張力を与えると、今より良くなる可能性がある。

  一般には、そんなに丁寧な方法はとらない。お金と時間がかかる。

・ 今の状態はオリジナルなので、オープンせず、

(1)駒の交換(駒のEADGのカーブが普通の形ではない)

(2)指板削り(指板はかるくカーブを付けて削るが、今の楽器の状態は直線になっている。また指板のEADGのカーブも普通の形ではない)

(3)テールコードの交換(今はナイロン製がついています。普段私は、ボワ・ダルモアのテールコードを使うのすが、今回はガンさんお勧めのウィットナーのステンレス製コードにしてみる。~その方が調整が容易)

 

顎宛は、AA社のが2つ自宅に余っているので、後で付け替える予定。

とりあえず、上記の調整で1~2年様子を見て

納得できないなら、表板OPENして、バスバー外して割れの修理をやり直し、その後 バスバーを付け直し

バスバーを少し削って貰うことにしました。

 

5月下旬ぐらいにできるとのこと

 

ゆっくり待つことにします

 

(追記)

ガンさんは、表板をOPENしてバスバーを削ったら、音色は今より良くなると言ってます。

また、1~2年弾いてみることで、更に修正すべきところが出てくるかもしれないのと

私自身が急いでいないので、ちょっと遠回りして、暫くオリジナルの状態を試すこととしました

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