おはようございます。
お久しぶりです。皆様いかがお過ごしでしょうか?
今朝は、朝から青空が広がっています。少し風は強めです。風は冷たく感じます。
10月に入り、緊急事態宣言期間が終わりました。9月中は、極力観劇回数を抑える努力をしまして。いまだ、数回しかみておりません。
とりあえず、初日とその後の観劇を併せてざっくり書き置きたいと思います。
一番近いところの観劇日も 一週間以上前になるので、現在観たらまた違った感想を持つかもですが…w
1幕のお芝居「柳生忍法帖」は、山田風太郎先生の傑作時代小説が原作です。
脚本・演出は、大野拓史先生。
私は原作未読。漫画版を電子書籍でチラ読みした程度ですが、人物相関図は頭にいれており、あらすじは把握していました。原作をがっつり読んだ方々によると、ほぼ原作に忠実な流れだったようです。
会津藩主加藤明成の悪政を見限り出奔した家老堀主水一派が斬首され、その一族の残された女達の仇討ちの手伝いを隻眼の柳生十兵衛が手助けるといった展開。
明成は、エロ下衆な性癖で、美しい女たちを部下の七本槍達に集めさせ…。
この明成の側室のゆら。
おゆらは、芦名銅伯の娘で、銅伯はすでに108歳という妖術使い。芦名一族の再興のために、娘を明成の側室にした。
明成につく、芦名一族と七本槍。
堀一族と、その女達。
沢庵和尚率いる僧達。
千姫と尼寺の尼僧達。
色々グループ分けが、できます。
十兵衛の礼真琴さん。隻眼で、武芸の達人。懐も深くて面白味もある。歌は低音ボイスを響かせて素晴らしい歌。立ち回りもカッコいい。
芦名銅伯と天海大僧正が、双子でその両役を演じる愛月ひかるさん。
妖艶なゆらに舞空瞳ちゃん。
七本槍のひとり、漆戸虹七郎に瀬央ゆりあさん。
堀主水に組長の美稀千種さん。
千姫は、副組長の白妙なつさん。
沢庵和尚には、天寿光希さん。
堀一族の女のお圭に、音波みのりさん。
千姫の側近、吉田修理に大輝真琴さん。
加藤明成に、輝咲玲央さん。
天秀尼に、有沙瞳さん。
堀主水の娘お千絵に、小桜ほのかさん。
その他、お役多数…。
ざっくりした前情報を得ていたりらは、ストーリーについては初日で理解できました。
初日は、演者も観客も探り探りになるのですが…。笑っていい場面と、笑う場面ではないものがあり、そこで初見の観劇者は笑ってしまうといった事態になりまして、んん?と思いつつ。
突然、ゆらが後半で「十兵衛に恋しました」みたいなことをいい、そこでどっと笑いが起こったときは、ここ笑うところ?と思いまして。受けた礼さんも、え?みたいな驚きのリアクションだったため…。2回目からは、そこはゆらの台詞も言い回しを変えてきて、受けた十兵衛のリアクションもシリアスなものだったらしいです。その後わたしが観劇したときも、変わっていましたし、笑いは起こりませんでした。
舞台は、こうやって進化して、千秋楽頃には深いものになっていきます。
セットなどは、春を思わせる大木の桜が咲き乱れるころから、堀一族の女達の仇討ちを果たすころは、深まった秋を思わせる葉色になっていました。大野拓史先生は、映像もセットに取り入れる方なので、今回もそういった場面はありました。個人的には、過去の別箱礼真琴さん主演の「阿弖流為」のときの映像のほうが好きでしたが。
銅伯と天海大僧正二役の愛月さん。天海大僧正は、ほぼ映像でした。1度だけ天海大僧正だったような…。
スターの方々や上級生さんなどは、お役も目立つため問題はないですが、大方は笠やら綿帽子(明成のもとに連れて行かれる花嫁たち)やらを被っているため顔が見えない…。下級生は、自分のファン向けに出番表を手書きして観劇者に渡しているのですが…それがあったとしても、同じようなお衣装で並んだと思えば入り乱れるため、把握するのが難しいです。
生徒さんは、みなさん熱演なのです。それはよくわかります。これを深めていくというのがいまのところ、りらには想像できなくて…。千秋楽が気になるところです。千秋楽は、サヨナラショー付きだから私は観れないので、配信ですかね〜
予備知識なしだと、置いていかれることでしょう。数回見たほうが良いですね。
しかし、前回の大劇場公演のロミジュリの大人気(コロナ禍でも)とは違います。今からでも、チケットは買える日もあります。ご興味ありましたら…。
二幕のショー、ロマンチック・レビュー「モアー・ダンディズム!」は,男役の美学を追求するダンディズムシリーズの第三弾となるレビュー作品です。
作・演出 岡田敬二先生。
1995年花組、真矢みきさん主演の「ダンディズム!」
2006年星組、湖月わたるさん主演の「ネオ・ダンディズム!」
そして今回「モアー・ダンディズム!」となりました。
懐かしい場面、歌も口ずさむことができます。美しく優しく品のある色合いの娘役さんたちのドレス。
どこをみてもしあわせ
何回でもリピしたいショーです。
ロミジュリのときのフィナーレのKAORIaliveさんの振り付けのようなスピーディーで入り乱れて目で追い切れないようなのも大好きですが、こういったものもやはり好きです。
体感5分といった感じですね
初日は、公演の演出家や携わった先生方も客席におられますし、いろんな先生のお顔をお見かけしました。
10月に入り、緊急事態宣言も解除されたため、9月中我慢されていた方もご観劇されるでしょう。