子供の頃は毎年この海で泳いでた。
わたしは海に潜るのが得意で、
「海女になって、尼になろう」
とちょっと本気で考えていた。
海は、にごっているとよく見えない。雨が降ったり、波が高かったりするとすぐに濁ってしまう。
だから澄んだ海に潜り、水底から水面を見上げると、太陽の光が射して、とても美しい。
そんな海に潜れるのはなかなかない事だと、今なら分かる。
今回の海は、濁っていてよく見えなかった。
姪に平泳ぎを教えた。
私は小学生の頃、ずっとスイミングに通っていた。
身についたもの。それはずっと消えない。こうして教えることも出来る。
娘にも、身につけさせてやりたい。
お金を残すより、そういうものをのこしてやりたい。
夫にお金が足りない、と言った時
「りおの習い事をやめさせろ」
と言われた。
出来なくて、娘が泣いていると
「無理にならなくていい、いやだったら辞めろ」
と言う。でも娘は繰り返して、出来る様になる。その時の笑顔。
私は自分が働いても、習い事はさせてやりたい。
親が続けさせて与えてくれたもの。
ピアノ、水泳、書道、弓道、茶道、お琴・・・。
出来なかった事が、練習を重ねて出来る様になる。その喜び。
ひとつのことを続けることの大切さ。
言葉ではなく、自分を表現できる術を身につける。
それを娘にあじわってほしい。
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