※熊本バス(同社HPより)
熊本県の路線バス事業者,熊本バス(熊本市)http://www.kuma-bus.co.jp/は,政府系官民ファンドの地域経済活性化支援機構(東京 http://www.revic.co.jp/ )に経営再建の支援を申請し,同機構も再生支援を決定した。
株主総会の同意を条件に,第三者割当増資で事業再生ファンドから3千万円の出資を受けるなどして,悪化している財務の改善を目指す。金融機関も数億円の債務免除に応じる見込みで,事業は従来通り続ける。
熊本バスは,1912年に創業。2014年3月期の売上高は4億8300万円。近年,路線バス利用者の減少で赤字路線が増えたことなどから厳しい経営状況にあった。
支援機構は,事業再生に詳しい人材を社外取締役として派遣する方針。第三者割当増資は,独立行政法人中小機構と九州地銀4行(西日本シティ,鹿児島,十八,肥後の各銀行)が出資し,ドーガン(福岡市)が運営する「九州BOLERO2号ファンド」が引き受ける。債務免除により,メーンバンクを含む金融機関からの債務は約半分になる予定う。
⇒⇒ 支援機構 ⇒ 熊本バス株式会社に対する再生支援決定について ⇒
http://www.revic.co.jp/pdf/news/2015/150213newsrelease-3.pdf
>>>熊本バス 会社概要 http://www.kuma-bus.co.jp/profile.htm
社 名:熊本バス株式会社
本社所在地:熊本県熊本市東区画図町重富600
会社創立:1912(大正元)年11月
資 本 金:1億円
代 表 者:取締役社長 岩田 昭彦
従業員数 :192名(2014年4月現在)
事 業 内 容:一般乗合旅客自動車運送事業・一般貸切旅客自動車運送事業 旅行業(国内・海外全般) JAL・ANA・ソラシドエア・スカイマーク・FDA,各代理店 熊本県公安委員会指定自動車学校(普通車・自動二輪・高齢者講習) 損害保険代理業
⇒⇒ ㈱地域経済活性化支援機構による再生支援決定のお知らせNEW! 2015.2.13 ⇒
http://www.kuma-bus.co.jp/rosen/HP%E7%94%A8%E3%83%87%E3%83%BC%E3%82%BF/%E6%A0%AA%E5%BC%8F%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E5%9C%B0%E5%9F%9F%E7%B5%8C%E6%B8%88%E6%B4%BB%E6%80%A7%E5%8C%96%E6%94%AF%E6%8F%B4%E6%A9%9F%E6%A7%8B%E3%81%AB%E3%82%88%E3%82%8B%E5%86%8D%E7%94%9F%E6%94%AF%E6%8F%B4%E6%B1%BA%E5%AE%9A%E3%81%AE%E3%81%8A%E7%9F%A5%E3%82%89%E3%81%9B.pdf
◆━━━関連情報━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
◆ 国土交通省2013年調査 九州の乗り合いバス事業,計80億円赤字
◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
国土交通省が2014年12月に発表した「全国の乗り合いバス事業者の2013年度収支状況調査」によると,必要経費に対する収入の割合を示す経常収支率は前年度より0・4ポイント改善し,98・2%である。乗客数は前年比2・1%増の39億700万人だった。
国交省は「乗車の有無にかかわらず,定期券の購入者をカウントしているためで,実際の利用が増えているわけではない。人口減少が進む地方では厳しい状況が続いている。」と分析している。
この調査は高速・観光バスを除き,30台以上保有する247事業者が対象。黒字は67社,赤字は180社であった。
■■■九州地方-九州の37事業者のうち,黒字は3事業者のみ
調査によると,北九州(福岡,佐賀,長崎,大分4県)ブロック全体の損益は約24億円の赤字,南九州(熊本,宮崎,鹿児島3県)ブロックの損益は約56億円の赤字で,計約80億円の赤字である。九州の37事業者のうち,黒字は北九州ブロックの3事業者のみであった。
ちんみに,熊本県では地場最大手の,九州産業交通(熊本市,現九州産業交通ホールディングス)は2013年に当時の産業再生機構の支援を受け,その後,旅行大手のエイチ・アイ・エス(HIS)が子会社化している。
*----*----*----*----*----*----*----*----*----*----*----*----*
マーケティング&マニュアル・ゼミ | ||||
・ | エリアマーケティング (リージョナルマーケティンク゛) |
流通のいま ・ | マニュアル講座 | |
・ | 県民性 | 身の丈経営 | 著作・論文集 |
amazon
|
|||||
|
・