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荒行で知られる鹿児島 最福寺の池口恵観法主の本 『なぜ今,池口恵観なのか』-2

2017-05-02 01:01:30 | 鹿児島ゆかりの人

なぜ今,池口恵観なのか

 『なぜ今,池口恵観なのか』(バジリコ刊)は,田原総一朗氏プロデュスと表記されている。これについて,田原氏は,本書の冒頭(10ページ)で次のように述べている。

 本書は、私が初めてプロデュースというかたちで関わった本である。池口患観という異色の僧侶は、「宗教と人間」という普遍的かつ優れて現在的なテーマにおいて、私が今最も関心を抱く人物であり、当初は「池口恵観論」のような書き下ろし、ないしは対談として本にまとめようと考えていた。しかし、今回は「ジャーナリストとしての田原の視点」というノイズを外し、「池口恵観の来し方」、「日本という国」、そして「祈るという行為の本質」といった題材を提供して池口氏自身に率直に語ってもらう方が、より深みのある内容になると考え直した次第である。結果、非常に興味深い内容の本となったと思う。


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池口法主の寺,最福寺(さいふくじ)は鹿児島市平川町にある高野山真言宗の寺院である。最福寺は護摩行の荒行で知られる。2メートルにも達しようかという火柱を目の前で約1時間、お経を唱え続ける。アスリートに人気があり、柏レイソルの選手達、清原和博、金本知憲、新井貴浩、他作家の家田荘子らが訪れている。

 これについて,池口氏は,p176~178で,"私の寺には、政界、財界、芸能界、スポーツ界、あるいは任侠界の人まで、実に様々な人がいらっしゃいます。”と記している。そのうち,スポーツ選手に関しては,次のように語っている。

┏┓
┗■ 煩悩を受け入れる p176~178)

 私の寺には、政界、財界、芸能界、スポーツ界、あるいは任侠界の人まで、実に様々な人がいらっしゃいます。

  ・・・・・・・(略)

 スポーツ選手で思い出すのは、私の寺にやって来て、十年も護摩行を重ねた金本知憲さん、阪神タイガース監督です。彼は、「苦しい時に信じられるのは自分と神仏だけ」だと、著書『覚悟のすすめ』(角川グループパブリッシング) に私との應摩行について書いてくださいました。護摩行は継続によっていっそう大きなパワーをいただけます。それは、私の行人生で得た教訓であります。


 その他、阪神から広島カープに戻って昨年二千本安打を成し遂げた、金本さんの後輩である新井貴浩選手は、チームメイトの石原慶幸選手たちと、毎年鹿児島に来て護摩行をしています。誰もが最初はもっと打ちたい、もっと活躍したい、という願いで始めますが、行を重ねていきますと、人間として心を磨きたいと願うようになっていきます。それは、私にとって大きな喜びであります。

 スポーツ選手にも、それぞれ体調や運気の波があります。怪我もします。そんな時、私を頼ってくれます。広島カープは昨年(平成二十八年)優勝を果たし、「神っている」といわれました。新井貴浩選手と石原選手は、毎年鹿児島の私の寺に来て護摩行を行いますが、一昨年からは監督と何人かの選手も一緒に来てー熱い思いに耐えて行を修していかれました。


 清原和博さんが、このほど執行猶予付きの判決を受けました。故郷に戻って心身の健康を取り戻すところから再出発をするようです。かつて、巨人軍のスター選手として活躍していた頃に、彼は鹿児島の私の寺で修行をしました。五日間寺に宿泊し、燃えさかる炎の前で護摩行をしたのですが、修行はこの時だけでそれからはせず、今回の覚醒剤使用の罪にいたってしまったのです。あれほど頑張ったのに、清原選手があのような結果になって しまったのは、本当に残念です。ずっと、寺に通って行を続けてほしかった、もっと強く勧めるのだったという思いです。

 ○ 池口恵観 鹿児島最福寺護摩行 Saifukuji Goma Gyo.m4v

 

 
 

 


 最福寺(さいふくじ)は鹿児島市平川町にある高野山真言宗の寺院。山号は烏帽子山。本尊は不動明王。
 室町時代の創立とされるが,廃仏毀釈で廃寺となる。現在の最福寺は1989年(平成元年)に現在の住職である池口恵観により事実上新設された寺である。本尊の不動明王立像は京仏師・田中文哉の作。九州三十六不動霊場第十六番札所でもある。

 

 私は,最福寺が勤め先(鹿児島国際大学)に近いこともあって,参拝させていただいたことがある。その時,境内に隣接する広大な墓地を目にして違和感を覚えた・・・。

 

ヘタな人生論より空海のことば---矛盾や不条理だらけのこの世の中を、どう生きようか (河出文庫)
池口恵観著
河出書房新社

 

 

<最福寺の見どころ>--・百万枚護摩行者池口恵觀法主の護摩行--

・七福神根本霊場三重の塔
・光明館薬師如来
・大日如来像、不動明王、十一面観音(身丈140cm総高230cm、木曽桧の寄せ木造り)




>>>最福寺の護摩行
 2メートルにも達しようかという火柱を目の前で約1時間、お経を唱え続ける最福寺(さいふくじ)の荒行。全高18.5メートルの木造大弁才天像を大仏殿に備える最福寺(さいふくじ)の荒行は,アスリートに人気があり、柏レイソルの選手達、清原和博、金本知憲、新井貴浩、他作家の家田荘子らがこの寺で護摩行を行っている。

 

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◇【目次】
なぜ今、池口恵観なのか
憂国法話
第一話 憂国の祈り
・三無事件
・靖国の祈り
・戦没者慰霊・平和祈念公園構想
・怨親平等思想
・平和の祈り
第二話 真言の力
・灼熱の行
・仏教と治療
第三話 生きるための知恵
・祈りの力
・煩悩は悪か
・生と死について
・宗教と人間
・生きるための知恵
補遺 一問一答
あとがき

◆烏帽子山 最福寺  鹿児島市平川町4850-1   TEL (099) 261-2933
  
 最福寺(さいふくじ)は鹿児島県鹿児島市平川町にある高野山真言宗の寺院。山号は烏帽子山。本尊は不動明王。

 公式の寺伝では室町時代の創立とするが、廃仏毀釈等による空白期間が長く、現在の最福寺は1989年(平成元年)に現在の住職でもある池口恵観により事実上新設された寺である。本尊の不動明王立像は京仏師・田中文哉の作。

      

 


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