鹿児島サンロイヤルホテル
向田邦子さんの心をとらえた-鹿児島サンロイヤルホテル
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鹿児島サンロイヤルホテルは,錦江湾をはさんで桜島の雄姿を望むリゾートホテル。昭和の人気作家・向田邦子のエッセイ,「眠る盃」文中にも登場し,このホテルから眺めた桜島の姿に,向田が感動した様子が描かれています。
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最上階の天然温泉の展望大浴場からの眺めは見事。名作家の心を捉えた美景が視界いっぱいに広がります。
春霞に包まれてぼんやりと眠っていた女
の子が、目を覚まし始めた時期なのだろ
う。(略)うれしい、かなしい、の本当
の意味が、うすぼんやりと見え始めたの
だろう。この十歳から十三歳の、さまざ
まな思い出に、
向田邦子著 ~『父の詫び状』(薩摩揚)の一節
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鹿児島市は,作家の向田邦子さん(1929~81年)が愛した街である。向田さんにとって鹿児島は「故郷もどき」の地でもあった。
父の転勤で小学5、6年生の約2年間をここで過ごし、「故郷の山や河を持たない東京生まれの私にとって、鹿児島はなつかしい『故郷もどき』なのであろう」と書いている。
1979年2月,38年ぶりに鹿児島を訪れる時に再会を心待ちにしたのも桜島――その時に「夕暮の桜島の凄(すご)みは,何といったらよいか」 ・・・・。
「サン・ロイヤルホテルの窓から眺めた夕暮の桜島の凄みは、何といったらよいか。・・・(中略)・・・・まさに七つの色に変わるという定説通りであった」―
『眠る盃』 「鹿児島感傷旅行」
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向田邦子さんゆかりの品を展示-鹿児島市のかごしま近代文学館
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脚本家、エッセイストの向田邦子さんは,幼年期を鹿児島で過ごしたことでも知られています。鹿児島市のかごしま近代文学館には,向田さんゆかりの品が約3500点,遺族から寄贈されており,その一部が,常時公開展示されています。展示されている向田さんの遺品やエッセイから,向田さんの人柄が偲ばれます。
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向田邦子さん。売れっ子の脚本家で「寺内貫太郎一家」や「阿修羅のごとく」など多くのドラマの脚本を手がけてきました。そんな向田さんが46歳で乳がんを患ったことをきっかけにして何気ない日常を綴るエッセイを書き始めています。
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◆かごしま近代文学館・メルヘン館
海音寺潮五郎,林芙美子,椋鳩十,梅崎春生,島尾敏雄,向田邦子など,鹿児島にゆかりのある28人の作家を多角的に紹介する近代文学館と童話の主人公の人形を展示するメルヘン館。
〒892-0853 鹿児島市城山町5-1 TEL.099-226-7771 FAX.099-227-2653
◆開館時間 9:30~18:00(入館は17:30まで)
◆休館日:火曜日(祝日の場合は翌日),12月29日~翌年1月1日
◆入館料 2館共通券 大人500円,小・中学生250円/単独券 大人300円
◆アクセス-鹿児島中央駅から
・市電:2系統鹿児島駅行き(約7分)→「朝日通」下車、徒歩7分
・東口バス乗り場 東4~6番より天文館、市役所方面行き(約9分)
→「金生町」下車、徒歩7分
・東口乗り場 東9番よりカゴシマシティビュー(約11分)
→「西郷銅像前」下車、徒歩3分
⇒⇒鹿児島を愛した 向田邦子
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