あなたはどの仕事を選ぶ?

IT業界の仕事やキャリアについて考える

キャリアパスを明確にしてIT業界で働く

2022-08-23 02:10:00 | キャリアパス

エンジニアという職業は、かつてはプログラマーからスタートして、システムエンジニア、プロジェクトリーダー、プロジェクトマネージャーといったキャリアパスを辿るのが普通でした。つまり上から指示を受けてプログラミングをする仕事から、システム開発の上流工程に携わり、更にプロジェクトチームの管理の仕事を経て、マネジメント職として現場全体の管理を行う立場へ昇格していく訳です。しかしIT関連の技術が日進月歩で進化を続ける中、エンジニアたちが描くキャリアパスも多様化しつつあります。

同時にクラウドソリューションの市場の拡大に伴って、より高度で専門的な知識を持つエンジニアに対する需要が高まってきました。それまでの目標であったプロジェクトマネージャーの仕事から、更にITコンサルタント、ITアーキテクトなどへのステップアップを目指すエンジニアもいます。最終的には専門分野のスキルを伸ばし、ITスペシャリストになるキャリアパスが考えられるでしょう。

なお、ITスペシャリストと言っても、システム管理やセキュリティなど幾つか種類があるので、自分の得意分野を選ぶことになります。他にもトップエンジニアや、フルスタックエンジニアという選択肢もありますが、何れにせよエンジニアのキャリアパスはこの先、更に多様化すると見られます。

一方で、キャリアプランを明確に描けていないエンジニアも少なくありません。IT業界で働くなら、まず自分の志向性、キャリアの棚卸、現在のポジションなどを客観的に分析して下さい。そして目指す方向性を明確化し、そこに辿り着くまでのルートを設計しましょう。


どんな仕事?セキュリティコンサルタント

2022-08-10 02:10:00 | セキュリティコンサルタント

セキュリティコンサルタントとは、企業のセキュリティ関連の問題を突き詰めて、セキュリティレベルの改善やトラブルを防ぐ仕組みを考えたり、提案を行う職種です。企業の規模に合わせた提案や支援が求められ、適切なセキュリティが施されているかどうか調査したり、問題がある場合は改善策を考える必要があります。

セキュリティ面ではサイバー攻撃などにより企業の情報が漏洩したり、顧客のデータが抜き取られたりする危険性が常につきまといますが、セキュリティコンサルタントはそういった事態を防ぐために様々な知識と経験が求められます。

セキュリティコンサルタントの仕事内容には、現状の企業のセキュリティを見直して分析する戦略立案、企業から求められるセキュリティレベルを維持するための支援、セキュリティ体制の具体的な手法を決めてどう運用するか決める運用体制作りとその支援などがあります。戦略立案は企業が最終的にどのようなセキュリティ体制を整えるか話し合い、そうなるまでどんなプランをたてるかを提案します。将来のことも視野に入れて立案し、情報セキュリティ分野のトレンドに合ったセキュリティ体制を整える必要があります。

セキュリティレベルを維持するための支援では、外注先のセキュリティ管理の支援なども業務に含まれます。適切な運用体制を作り、それを支援するには、セキュリティアーキテクチャを策定し、既存のセキュリティシステムとサイバー攻撃の手法を照らし合わせて、どんなリスクがあるかを評価します。このようにセキュリティコンサルタントは企業の情報を守るために様々な仕事を任されます。
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