6月4日、盛岡ドミニカン修道院でベトレヘム宣教会(本部/スイス)のカトリック遠野教会司祭マックス・エンデルレ神父(86歳/6月4日が誕生日だった)が最後のミサをあげられた。私たち夫婦もミサにあずかり最後のお別れをした。長い間ご苦労様でした!
エンデルレ神父は1954年来日、63年遠野教会に神父として赴任。幼稚園の園長としてまた、スイスに農業実習生40名を派遣する橋渡しをする等、遠野のために尽力された。今回の震災では大槌町の保育園の再建のためスイスから1億円の寄付金を集めたそうです。そんな神父も高齢となり帰国してスイスにある本部で暮らすことになりました。
新緑と白のコントラストが美しい修道院(観想修道院/私たち(苦しんでいる人、弱い人)の為に祈ることを生活の中心に置いている)です。
司式をされるエンデルレ神父
聖体拝領
シスターとのお別れ、テーブルには手作りのプレゼント(質素な)が並んでいたのが印象的、神父もシスターも名残惜しそうでした。
スイスに本部があるベトレヘム宣教会は戦後、中国で宣教するはずだったのが共産国家が成立したため、日本で宣教することになりました。岩手がスイスに似ていることから岩手で宣教することになり以来現在まで多くのスイス人神父が活躍されています。しかし、亡くなったり引退したり、更に今回2人の司祭が帰国することになり、60年以上経過した現在では神父(ツゲル神父)一人だけになってしまいました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます