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あなたは何番が割り振られるのか?マイナンバー制

2013-03-01 12:02:18 | つぶやき&ぼやき
時折聞く、なにか大事なことが進行しているときには、メディアでさほど重要でもないことを延々と流し続けると。
オカルティックな都市伝説ともいたいことだが、そうでもないかもしれないと思う気持ちがもたげてきた。

ついぞ聞かれなくなった”マイナンバー制”、国民総背番号制が、ゾンビのごとく瞬く間に復活したのだ。
マイナンバー制が、自・公の与党政策責任者会議で、3月に国会へ提出されることとなったと、昨日知ったばかりなのに、先ほど閣議決定がなされ2016年1月から開始されることだそうだ。
読売の報道から抜粋。
「政府は2016年1月の共通番号制度利用開始を予定している。15年秋ごろ、個人番号などを記載した「通知カード」を送付する方針だ。希望者は「通知カード」と引き換えに、顔写真付きの「個人番号カード」を受け取ることができる。」
しかも、”希望者”とはどういうことか?
結局のところ、かなりの強制力を持っているはずなのに、”希望者”でないものは「個人番号カード」を待たざるがゆえに、不利益をこうむることは必然であると暗にいっている。
この、とてもシビアな制度をかくもあっさりと決めてしまうとは!!

たしかに、税の徴収、年金や保険の社会保障などスムーズに行くだろう。
でも、もう一度いうがこれは諸刃の剣なのだ。
悪意を持ったものによって扱われれば、際限のない犯罪がおこるし、管理者としては管理しやすくなる究極の個人情報。
全ての人が善の生き物であるならば、大きな問題も起こらないだろうが、そもそもこの番号制は、性悪説に基づく産物だから、甘い期待をしてはならない。

深い絶望が襲い掛かってくる。
流れは、確実に悪いほうへと向かっている。
議論など、行われるはずはないのだ。
管理者も、後ろめたい法案だから秘密裏にすすめてさっさと決めてしまったのだ。
全てはグルだ。
民主主義、人権、人は生まれながらにして平等、そんなものはありえない。
支配する者される者、搾取する者される者。
甘い夢物語は消えうせて、残酷な本質を暴き出す過酷な現実が、その仮面をはずして素顔をさらけ出してきたのだ。
やりきれなさで一杯な朝であった。


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