最近、ハーブに嵌っている。
最初の動機は、虫除け効果と園芸時のアロマテラピーを期待して。
8年前くらいから鉢植えっぱなしのミントが、鉢植えたちの世話をしている時にいい香りを発散させていた。
ほとんど手をかけていないのにもかかわらず、こうしていい香りで癒してくれるミントに、ふと愛着がぐんと湧いて、何か利用法はないものかと思い巡らせたのがきっかけ。
そして、生育旺盛な性質を利用して、ブルーベリー畑のグランドカバーにもできたらと欲も出ていた。
なにせ、ワルナスとか細くて痛いトゲトゲのつる性植物が、畑のならず者としてのさばっている。
畑に植えてはならないといわれている植物のミントだけれど、どちらがましかという選択では、ミントに軍配が上がりそう。
でも、そこは焦らないで、じっくり考えて決めるつもりだ。
さて、園芸店で買ってきたミントをプランターで育てること一ヶ月が過ぎ、とても健康そうに育っている。
かわいらしい緑の葉を摘んで、ミントティーで味わうことにした。
ミントティーとの出会いは、かれこれ30年以上前のこと、フランスのカフェで挑戦したのが始まりだ。
普通のカフェだから、もちろん乾燥した葉のティーパックがポットに入って提供された。
あと驚きは、注ぎ足しようのお湯を入れたピッチャーも運ばれてきたこと。
初めて味わったミントティーは、清涼感とやや甘い香りがするちょっと草っぽくぬるい味だった。
砂糖を入れて飲めるように角砂糖が添えてあり、砂糖で甘味をつけて飲み干した。
一回で好きになったわけではないが、カフェインを摂りたくないときで、デカフェの気分でもない場合は、数度注文したことがあった。
それからしばらくして、日本でもハーブティーのティーパックがスーパーで売られるようになり、たびたび利用するけれど、生の葉で淹れたミントティーは今回が初めてだ。
古参のたぶんスペアミント、ラベンダーミント、イングリッシュミント、ミントオレンジの4種類のミントを同量使い、軽く煮出す。
綺麗な緑茶色で、部屋中にミントの爽やかな香りが広がった。
飲んでみると、ほんのり苦味と甘味がして、まさにお茶。
香りもシトラス系も含まれたミントの香りで、気持ちを落ち着ける。
効能は、リラックス効果、整腸作用、デトックス効果、冷え症改善、安眠効果、などなどいろいろあるようだが、古来より人が薬草としても使ってきたものだから、適量を摂取すれば何かしらよい気がする。
なによりも、気に入ったならば、くつろぎの時間のお供としてありだろう。
ハーブ探求は、これだけではない。
その続きは、たぶん一ヵ月後に明らかになる予定だ。
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