暑い、暑い、本当に暑い。
こんな日は、とてもじゃ無いが外に出る気にはならない。仕方が無いから、クーラーを効かした部屋で、ビールでも飲みながら音楽でも聴こうか。
と思ったところ、ビールが無いのに気がついた、ハイ・ボールでもと思ったが、ソーダ水も品切れ。
これまた仕方が無いので、インスタントのネスカフェでも。飲み方は、500CCぐらいの容量のガラス製の急須に、お湯をほぼ満杯になるぐらい注ぐ。大体、コーヒーカップ2.5杯分のお湯に、目分量であるがアメリカン・コーヒーの濃さになるよう、コーヒー・パウダーを急須に投入し、砂糖やミルクなしのブラックでガバガバと飲むのである。
そして、本日CDプレーヤーのトレイに載るのは1973年発売、キース・ジャレットのEXPECTATIONSというアルバムである。
えー、どうしてクラッシック・ロックと称したブログにジャズの話がアップされるの?
ロックの話も少し出てくるので、クロス・オーバーって感じで読んでください。
今回のアルバム制作のメンツは当時26歳だった若いキース、ベテランのチャーリ・ヘイデン(ベース)とポール・モチアン(ドラムス)らのお馴染みアメリカン・トリオにデューイ・レッドマン(サックス)を加えたカルテットの編成で、サム・ブラウンのギターやアイアート・モレイラのパーカションが絡むのである。
どういう経緯かはわから無いが、今回はマイルスなどが所属した、大手のコロンビア・レーベルからの発売となり、しかもLP2枚組という大物並みの破格の待遇であった。キースも2枚組での発売により収録時間が倍になったことで、ジャズ、ロック、フォークやストリングスの使用、さらにアイアートのパーカッションが印象的なラテン調のものなど、目一杯バラエティー感が味わえるものの制作を意図したようだ。特にサム・ブラウンのギターが絡む曲は、フィージョン・ロック系のフレイバーに溢れ、ジャズとロックの垣根がなくなり、普通のロック・ファンでもジャズを難しく意識すること無く、すんなり受け入れられるのではないか。またキースも例の掛け声を所々で発して結構気合がはいっているように見受けられる。
翌年、MCAから発売されたアルバム、“宝島”もアイアート以外は同じメンツで、同じベクトルで制作されており、ドイツのECMレーベルから出されるキースのアルバムとは全く異なる印象を受けた。どちらのスタイルが好みかは人それぞれであるが、ロックが好きな人は、私のコーヒーの飲み方と同じでアメリカン・トリオもしくはカルテットの方からキースを聴いた方が違和感が無くキースの世界に入っていけるのでは?
アルバム、宝島
本を読みながら、新聞を読みながら、あるいはネット・サーフィンをしながら、バック・グランド・ミュージックとしてこのアルバムを聴くと80分ほどの時間があっと言う間に過ぎてしまう。時間が短く感じられるのは 明らかにエンジョイしている証拠。
そのようなことを言うと、ジャズ博士から“そんなのは邪道じゃ、もっと集中して様々な音を正確に捉えて、楽曲の表現の深さを味わうのだ。”と言われるかもしれないが、個人的には、アメリカン・コーヒーはエスプレッソのようにちびちびと飲むものじゃ無くて、ガバガバと飲む、それと同じ感覚で大まかに楽しんでも良いと思う。
ジャケ裏には、22カ国の国旗が示されており、これらの国々からキース・ジャレットは音楽家、評論家そして国民からの賞賛と尊敬を勝ち取った、などと書かれている。
ジャケ裏に22カ国の国旗が示されている。
おーい、なんで日本の旗がないの? 日本のリスナーこそキースの最大の理解者だと思うのだが。
心配ご無用。キースが来日したのは1974年のことで、それ以前は一部のマニアを除いては、彼のことをあまり知らなかったし、彼自身も来日するまで日本のことをよく知らなかったのだと思う。何しろ、1978年に発売された、彼の代表作かつ超大作10枚組ソロ・ライブ・アルバム、サンベア・コンサートの楽曲は、すべて日本のファンの前で録音されたのだから。
暑い、暑い、本当に暑い昼下がりの事でした。
こんな日は、とてもじゃ無いが外に出る気にはならない。仕方が無いから、クーラーを効かした部屋で、ビールでも飲みながら音楽でも聴こうか。
と思ったところ、ビールが無いのに気がついた、ハイ・ボールでもと思ったが、ソーダ水も品切れ。
これまた仕方が無いので、インスタントのネスカフェでも。飲み方は、500CCぐらいの容量のガラス製の急須に、お湯をほぼ満杯になるぐらい注ぐ。大体、コーヒーカップ2.5杯分のお湯に、目分量であるがアメリカン・コーヒーの濃さになるよう、コーヒー・パウダーを急須に投入し、砂糖やミルクなしのブラックでガバガバと飲むのである。
そして、本日CDプレーヤーのトレイに載るのは1973年発売、キース・ジャレットのEXPECTATIONSというアルバムである。
えー、どうしてクラッシック・ロックと称したブログにジャズの話がアップされるの?
ロックの話も少し出てくるので、クロス・オーバーって感じで読んでください。
今回のアルバム制作のメンツは当時26歳だった若いキース、ベテランのチャーリ・ヘイデン(ベース)とポール・モチアン(ドラムス)らのお馴染みアメリカン・トリオにデューイ・レッドマン(サックス)を加えたカルテットの編成で、サム・ブラウンのギターやアイアート・モレイラのパーカションが絡むのである。
どういう経緯かはわから無いが、今回はマイルスなどが所属した、大手のコロンビア・レーベルからの発売となり、しかもLP2枚組という大物並みの破格の待遇であった。キースも2枚組での発売により収録時間が倍になったことで、ジャズ、ロック、フォークやストリングスの使用、さらにアイアートのパーカッションが印象的なラテン調のものなど、目一杯バラエティー感が味わえるものの制作を意図したようだ。特にサム・ブラウンのギターが絡む曲は、フィージョン・ロック系のフレイバーに溢れ、ジャズとロックの垣根がなくなり、普通のロック・ファンでもジャズを難しく意識すること無く、すんなり受け入れられるのではないか。またキースも例の掛け声を所々で発して結構気合がはいっているように見受けられる。
翌年、MCAから発売されたアルバム、“宝島”もアイアート以外は同じメンツで、同じベクトルで制作されており、ドイツのECMレーベルから出されるキースのアルバムとは全く異なる印象を受けた。どちらのスタイルが好みかは人それぞれであるが、ロックが好きな人は、私のコーヒーの飲み方と同じでアメリカン・トリオもしくはカルテットの方からキースを聴いた方が違和感が無くキースの世界に入っていけるのでは?
アルバム、宝島
本を読みながら、新聞を読みながら、あるいはネット・サーフィンをしながら、バック・グランド・ミュージックとしてこのアルバムを聴くと80分ほどの時間があっと言う間に過ぎてしまう。時間が短く感じられるのは 明らかにエンジョイしている証拠。
そのようなことを言うと、ジャズ博士から“そんなのは邪道じゃ、もっと集中して様々な音を正確に捉えて、楽曲の表現の深さを味わうのだ。”と言われるかもしれないが、個人的には、アメリカン・コーヒーはエスプレッソのようにちびちびと飲むものじゃ無くて、ガバガバと飲む、それと同じ感覚で大まかに楽しんでも良いと思う。
ジャケ裏には、22カ国の国旗が示されており、これらの国々からキース・ジャレットは音楽家、評論家そして国民からの賞賛と尊敬を勝ち取った、などと書かれている。
ジャケ裏に22カ国の国旗が示されている。
おーい、なんで日本の旗がないの? 日本のリスナーこそキースの最大の理解者だと思うのだが。
心配ご無用。キースが来日したのは1974年のことで、それ以前は一部のマニアを除いては、彼のことをあまり知らなかったし、彼自身も来日するまで日本のことをよく知らなかったのだと思う。何しろ、1978年に発売された、彼の代表作かつ超大作10枚組ソロ・ライブ・アルバム、サンベア・コンサートの楽曲は、すべて日本のファンの前で録音されたのだから。
暑い、暑い、本当に暑い昼下がりの事でした。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます