レイナード・スキナードは1975年のサード・アルバム、Nuthin’ Fancyが全米9位にランクされほぼ完全に南部のローカル・バンドからその地位を全国区へと確立させた。
ただファースト・アルバムから担当してきたプロデューサーのアル・クーパーは本作を最後に退任することに。どうもメジャー・デビューする前に蓄えてきたものがそろそろ枯渇するタイミングでもっと売れ線に沿って芸風を転換する必要があると考えた製作陣とバンド・メンバーとの対立があったらしい。
レコード会社としては売れなければただの自己満足。ただバンドとしてもバンドの存在の根幹に当たるこれまでの信念を曲げたくないのも一理あり、中々難しい線引きとなる。
その様な状況が反映されたのかどうかはわからないが、アルバム・タイトルにはNuthin’ Fancy(いつも通り)と付けられたのが何か訳ありな印象。
ただ1曲目に収録されたSaturday Night Special はバート・レイノルズ主演の1974年のThe Longest Yardのサントラにも収録されたご機嫌な曲。
オイラとしてはこれ1曲で問題なし!
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