昔は日本のミュージシャンが海外でレコーディングするのが流行っていた。特にアメリカの西海岸で録音すれば、乾燥した気候で音も違った感じに仕上がるとか...
因みに、イーグルスの1973年のセカンド・アルバム、Desperado(ならず者)は、彼らのデビュー・アルバムと同様にグリン・ジョンズ、プロデュースの下ロンドンのスタジオでレコーディングされたとか。
カントリー・ロックをベースに西部のならず者、ドゥーリン・ダルトン・ギャングをモチーフとしたコンセプト・アルバムだ。
ちょっと渋めの印象だったのか、チャート的には前作を上回ることができなかったものの、後年再評価され売れ行きも伸びて大ヒットし彼らの代表作の一つとなった。
個人的には収録時間が約35分と少々短めで物足りない。後2曲ほど追加して全体的なアルバムの流れにもう少しメリハリを付けることが出来たならって今でも思ってしまう。
霧の都とも呼ばれるロンドン。ウエスト・コーストの気候と比べる湿気の多いイメージでアメリカ西部のならず者を描くにはちょっと違うのではないかと....
まあ本当の所は現地の気候ってよりは、ご当地の著名かつ敏腕プロデューサーやエンジニアにお願いすれば、収録場所がどこであれそれらしき音に仕上がるって事ですかね。
2014年のリマスター盤のレコードで聴いてみる。
間違っても、ウエスト・コーストの風を感じるだとか言ってはならない。
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