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バーズ最終形

2021年11月06日 | Bob Dylan, Byrds, Band and etc.

グラム・パーソンが加入し、1968年元祖カントリー・ロックなるアルバム、Sweet Heart Of The Rodeoで新境地を見せたものの、アルバム制作後すぐにグラムとクリス・ヒルマンはバンドから脱退し新バンド、フライング・ブリトー・ブラザースを結成。

ロジャー・マッギン一人残ったバーズは新規メンバーを集め4人組で再スタート。

その後ベーシストが脱退しスキップ・バッティンが新規加入しバーズ最終形が出来上がる。

ジーン・クラークやデビッド・クロスビーら中心メンバーがいた初期の頃より地味に感じるかも知れないが、バンドとしては一番まとまっていた時期で積極的にツアーも行い実力を蓄えた。

そして1970年に出たアルバムが、Untitled(タイトルのないアルバム)を発表。

2枚組からなるアルバムで、サイド1と2がライブ録音、そしてサイド3と4はスタジオ・テイクの新曲を収録。

一番の注目はやっぱり一曲でLP片面全部を使った長尺のエイト・マイルズ・ハイだろう。

2本のギターが絡み合うインプロヴィゼーションが冴え渡り、また溌剌としたドラムスとベースのリズム・セクションも見逃せないあっという間の16分。

それから、アルバム最後の曲、Well Come Back Homeでは仏教の某宗派のマントラが唱えられ日本人にとっては中々のインパクトあり。

ミスター・タンブリン・マンだけじゃ無いバーズの凄さがわかった。

左から、クラレンス・ホワイト(G)、スキップ・バッティン(B)、ロジャー・マッギン(G)そしてジーン・パーソン(Dr)



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