プリティー・シングスというバンドをご存知だろうか?
1963年結成されたR&B系の古参バンドで、60年代末には時流に乗ってサイケデリック調のアルバム数枚を出しそこそこ知名度があった。
70年代になってレコード会社との契約が切れてしまったものの、ジミー・ペイジと旧知の中だったこともあり、ジミーが彼らに救いの手を差し伸べめでたくツェッペリンが持つレーベル、スワン・ソングと契約成立。
本日は彼らの1974年スワン・ソングからの第一弾のアルバム、Silk Torpedoでも。
ワンピースのミニを着用した女水兵らしきカワイ娘ちゃんが魚雷艇から発射された魚雷にちょこんと座っているあり得ない光景に、当時思わずジャケ買いしてしまったオイラであった。
サウンドは基本的にアメリカ向けの70年代ポップ・ロック路線のアルバム。
ちなみにアルバムのテーマ曲でもあるSingapore Silk Torpedoって曲は1954年ごろの古きよき時代のシンガポールに寄港した水兵さんがバーで酔っ払っていたら絹のようなしなやか容姿を持つダイナマイト・レディーに骨抜きにされ撃沈したって与太話で、コレぞ男の世界、ん~マンダム! 更にAtllantaとかBelfast Cowboysなるご当地ソングも2曲収録されていて、クール・ファイブも真っ青。
ただ売り上げとなると全米チャート104位とズッコケてしまい、ペイジさんの面目丸潰れ。
とは言え、このレコードが醸し出す70年代の古き良き時代のまったりしたロックは嫌いではない。
ファースト(セイムタイトル)?だけ聴いたことあります。
1曲目が”ロードランナー”の奴。
荒々しいストーンズぽいところがよかったね。70年代も演っていたんだね。
僕もジャケット買いしそうです(笑)
かなり後にデビッド・ボウイがピン・アップのアルバムで彼らのデビュー・シングル、ロザリンをカバーしていたのに気づいた次第です。