
ウクライナ系ユダヤ人移民の2世としてマサチューセッツ州ローレンスに生まれたレナード・バーンスタインは、美容器具販売業を営む父の反対にあいながらも、プロの音楽家の道を志す。決して恵まれた音楽環境ではなかったものの、ニューヨーク・シティ交響楽団の音楽監督に就任するレナード。チリ系アメリカ人の女優フェリシアとパーティーで出会ったのは、そんな希望に満ちた1946年だった。レナードとフェリシアは結婚、ジェイミー、ニーナ、アレクサンダーと3人の子どもを授かる。だが、フェリシアは結婚前からレナードが男性と関係を持っていることを知っていた……。
小学生の時に見た「ウェストサイド物語」で名前を知ったレナード・バーンスタイン師匠ですが,バーンスタイン師匠に憑依したブラッドリー・クーパーの演技にオープニングからワクワク感が止まらず,1973年イーリー大聖堂でクーパーの指揮する「マーラー:交響曲第2番」でのシーンでは瞬き出来ず。鳥肌が立ち,映画館の席から立ち上がってスタンディングオベーションをしたかったくらい。内なるものを求めて創造する作曲家と,外へ向けてパフォーマンスする指揮者としての二面性に悩みながら,彼のそばにいた妻であり女優のフェリシアと3人の子供たちの家族が師匠の人生を支えていたことを全身で感じました。「夏の歌が聴こえなきゃ音楽を作れない。今でも聴こえてる」と老いたバーンスタイン師匠の言葉に勇気をもらいました。
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