冬のシーズンテレビ朝日木曜日21時のドラマは,加藤実秋原作を実写化、木村ひさし演出X西島秀俊X濱田岳X上白石萌歌主演「警視庁アウトサイダー」第9話/最終回「涙の結末」見ました。
10年前の殺人事件の真相に近づいた英児(西島秀俊)は窮地に立たされていた。その英児の前に意外な人物が現れる。光輔(濱田岳)が事件を解決して家族を取り戻すと改めて誓う一方、母の真由(石田ひかり)と話した直央(上白石萌歌)は複雑な思いを抱え、英児に連絡することができない。そんな中、雄一(斎藤工)と‘正義’について語る有働(片岡愛之助)はさらなる策を講じ…。
見事な結末。時として風呂敷を広げすぎる傾向にあるテレビ朝日の刑事ドラマですが,毎回毎回きちんと論理的に描き、登場人物を絞っていながら、素晴らしいどんでん返しを用意していて、唸ってしまいました。まさか、あの人が犯人とは…木村ひさしワールドは全開ではなかったかもしれませんが,キャラが立っていて、キャスティングのバランスと俳優たちの演技が、脚本家の意図、演出の意志を汲み取り、有終の美を飾れましたね。続編希望ですよ。
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