信長(岡田准一)率いる織田軍が大高城を取り囲み、元康(松本潤)らは絶体絶命の危機に追い込まれた。慌てて城から飛び出そうとする中、瀬名(有村架純)を残す駿府に帰ろうとする元康に対し、家臣団は故郷の三河に戻りたいと訴える。元康は渋々、家臣達と三河へ向かうが、敵のわなにはまってしまい、重臣の鳥居忠吉(イッセー尾形)が大けがをする事態に。壊滅状態に陥った松平軍は、何とか岡崎の大樹寺に逃げ込むが…。
いやいやポンコツでヘタレな家康を覚醒させたのは、榊原小平太、後の康正でしたか。駿河へ逃げるか踏みとどまって織田軍と戦うかめちゃくちゃ迷っている姿に、頼りなさマックス。迷織田軍は追撃してこなかった理由は、今川義元を討ち取ったことや、自分のおもちゃと呼ぶ、元康を生かしておいて、氏真が反撃してきたときのために取っておくでしたかね。一難去ってまた一難、逃げ込んだ大樹寺を同族の松平昌久勢に取り囲まれてしまい、もはやこれまでと観念して自害しようとする始末。史実は違うから、安心はしてましたが,ドキドキ感ありました。「厭離穢土欣求浄土(おんりえどごんぐじょうど」は、浄土宗の教えであるが、元康は「穢れたこの世を離れ、極楽浄土へ行け」という教えだと解釈していた。しかし、小平太はそうではなく「穢れたこの世をこそ浄土にすることを目指せ」という意味だと諭した小平太。
その言葉を耳にした元康は奮い立った。寺の門を堂々と開け放ち、自分の首を取れるものなら取ってみろ、その代わりその後で岡崎や今川の大軍が押し寄せてくるぞと一喝、カッコ良いわ、家臣の前では自分は虎の生まれ変わりだと胸を張って気勢を上げた元康の気持ちは?なかなか面白い第2話でした。
☆☆☆☆