トレーニング

弁護士と一緒にトレーニング

弁護士に血尿を経験させるべく

鬼のようにしごいてくれと頼んだんだけど

トレーナーの指示のメニューを全てこなしてた

顔面蒼白になりながら

二人して

吐き気と頭痛が襲うんだけど

滴る汗と筋肉が悲鳴をあげている自分

昔は、理想の自分を追いかけていた事を思い出しながら

中学生のサッカー部のしごき

建築現場のアルバイトの重労働

引越しのアルバイトの階段

あれよりキツい事は無いと一生胸に刻まれている

ただ、フィジカル的な痛みよりも

メンタルが折れそうな時の方が圧倒的にキツい

そう、それはまるで

建築現場で朝から夕方まで泥だらけに働いた、なけなしの一万円を握りしめてパチンコ屋に行って

最後の千円になった時

サーフィンで台風スウェルのカレントに流されて

オーバーヘッドの波に押し戻されながら

最後の力を振り絞ってドルフィンスルーした先に更にデカい波が見えた時

スノーボードで深雪のバックカントリー、

ライディング中にビーコン無しで道に迷った時

生まれて初めて

家賃が払えなくなった時

フルコミの仕事で給料が無かったどころか、マイナスだった時

不良に囲まれて車に乗せられた時

でも、そういう恐怖や痛みを乗り越えて大人になって行くんだろうと思う

それが人としてのキャパが広がって、器ができて行くんじゃないかなと

そんなの味わう必要もないけど

男としての深みとか優しさとか

厚みってそういう所から滲み出るんじゃないかなって思う今日この頃