夏、毎日がひとコマの物語。
澄み切った瞳のような青い空、食べないと融けてしまいそうな綿菓子の雲、
深く心を抉る優しい冷めたマリンブルーの海、
空に迫らないでそう言わんばかりに抵抗を試みる里山の深緑、木の葉の隙間からこぼれ落ちる光の涙の木洩れ日、夏の彩り。
ヒタ・・押し寄せるような漣の汗、香り・・・それは百合とは違う異質な匂い、
未だに細切れの夏が続いている。
Summer
恋人を待つように
樹にもたれ
木洩れ日の影を追いながら
夏を待つ私
蝉
五月蠅いぞ
騒ぐな
余計暑いじゃ
蓮
夏の彩り
蓮の葉を日傘にして畦道をよろよろ歩く
姿は陽炎
畦の道化師
熱気が隙間なく纏わりついて
動きを止める
・・・
夏は未だに雲の中にかくれんぼして
鬼は長い時間数を数えている
時
・・・
悪戯に流れて
夏の彩り
未だに蘇らない
遅いな・・・
この夏。
澄み切った瞳のような青い空、食べないと融けてしまいそうな綿菓子の雲、
深く心を抉る優しい冷めたマリンブルーの海、
空に迫らないでそう言わんばかりに抵抗を試みる里山の深緑、木の葉の隙間からこぼれ落ちる光の涙の木洩れ日、夏の彩り。
ヒタ・・押し寄せるような漣の汗、香り・・・それは百合とは違う異質な匂い、
未だに細切れの夏が続いている。
Summer
恋人を待つように
樹にもたれ
木洩れ日の影を追いながら
夏を待つ私
蝉
五月蠅いぞ
騒ぐな
余計暑いじゃ
蓮
夏の彩り
蓮の葉を日傘にして畦道をよろよろ歩く
姿は陽炎
畦の道化師
熱気が隙間なく纏わりついて
動きを止める
・・・
夏は未だに雲の中にかくれんぼして
鬼は長い時間数を数えている
時
・・・
悪戯に流れて
夏の彩り
未だに蘇らない
遅いな・・・
この夏。
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