四季の旅人

私のブログは生きるを旅として、四季を歩きながらその表情を文に纏めているのが私のブログです。

雪のない町に住んで思うあの頃の想いで

2012-02-01 | Weblog
この暗さ、重たい空停滞、
流れも止まって時雨模様
一枚のモノクロフイルム

夜明け、久しぶりに空から雲が消えて、太陽の陽射しが東から眩しく輝いて、
熱い投げキッスを送ってくる。
眩しい仄々とした暖かさ、吐く息は白濁しているけれど陽射しは暖かく、
雪のない町のうれしさを感受する今日の朝、
太陽の優しい微笑がこんなに素直に感じるのは久しぶりだ。

そう思いながら空を見ると太陽の日差しがドン・・空に広がっていく、
今日一日青空が見られそう。
あの頃は


空にはいつも鉛色の雪雲が漂い
街も山野も肌寒く
切れ間から覗く青空は遠く
寒々とした荒涼の山野を眺めたあの頃の日々

時折覗く青空は砂漠のオアシス
辿り着く道のりは遠く
いつも冷たい霙混じりの風雨に襲われ
目まぐるしく変わる天気に翻弄された毎日
いまの生活にはない
自然の中で生きる楽しさが在って
冬を生きている
そう感じたあの頃

それに比べ今は余りにも快適
行く手を阻む雪もなく
空から舞い落ちる様々な冬の使者も限られ
いまもこうして窓際で太陽の陽射し貪っている
あの頃には考えられないひとコマ

雪のない快適な町に住んでいると
あの頃のページに書かれた記憶が
今日も一文字・・薄れていく。
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