しゃが
穀雨穀雨が過ぎ桜と桃の花が散り、その花たちに代わり咲き始めるのがツツジ。春の主役の出番が終わり、花はツツジ、草花へと代わり、野も町も華やいでいるのがこの4月の終わり、萌えから始...
著莪(シャガ)
アヤメ科、咲くのは今頃が旬。
日陰地、湿地によく生えて寺院などに多いこの花は清楚な花姿で質素、花からは仄かな香りがして朝に開いて夕方には花がしぼむシャガ。
この花は単体で咲くことは少なく直ぐに仲間が増え群れを作る、まるで多くの友人を作るように集い華やかに笑う。
でも、意外と美しい花なのに立ち止まって見る人は少なく、多くの人が素知らぬ顔で通り過ぎる。
著莪(シャガ)
いま
里山の湿った森林のなかで
菖蒲に似た花を咲かせ
森のなかに真っ白な花を浮びあがらせる
初夏のシャガ
その乱舞からこぼれでる
花の甘い吐息
清らかな美しさ
この集う姿こそ著莪の描く一枚のArt。
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